きさとるいの机周り

きさとるい(漫画描き)の使っているお絵描き機材やソフト、その他のお絵描き時に欠かせないものを紹介しています。

カテゴリ: iPad

[talk set="管理人" pos="left" color="gray"]iPadでのお絵描き時に肩や首を痛めないために使用するiPadスタンド。おしゃれなものからバズったものまでいろいろあるけど、どれがいいのか選べない!という人のための記事です。[/talk]

こちらの記事でiPadでお絵描きする場合は身体を痛めないためにiPadスタンドを使用することをおすすめさせていただきました。

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私がもっているiPadスタンド3種の中からおすすめの製品を紹介させていただきます。

液タブ用のスタンドを探している人にも参考になりますよ。

[mokuji]

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結論:今買うならBoYata風の無段階調整タイプが軽くて取り回し安く、おしゃれでオススメ。類似品を買うならレビュー評価をチェック。

  • 一番オススメはアルミ合金の無段階調整タイプ(Boyataのものが一番有名)。軽くて取り回し安く、おしゃれ。
  • ローテーブルとしても使いたい場合はNEARPOWの折り畳みタイプ。高さと角度調整が楽で軽い。
  • コストコの竹製タイプはナチュラルでインテリア性は高いが、デメリットの方が多い。

アルミ合金の無段階調整タイプはBoyataの製品が一番有名なのですが、私が持っているのは類似品です。類似品でも耐久性や使い勝手は特に問題はありませんでした。

NEARPOWの折り畳みタイプはノートPC用のスタンドとしても人気です。

コストコの竹製タイプは2019年ごろにiPad用のおすすめスタンドとしてTwitterでバズったものなのですが、現在は販売終了しています。

コストコ純正品はアマゾンで高値がついていますが、そちらを買う必要性を私は感じなかったので類似品を購入し使用しています。

基本スペックの比較

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NEARPOWは耐荷重は公表されていませんが、普通にiPadのスタンドとして使用する分には問題ありません。

高さ比較

一番低くした場合

手前からBoyata類似品、コストコ類似品、NEARPOW

一番足を短くし、天板の角度をつけない場合の比較になります。

Boyata類似品が4cm、NEARPOWが24.5cm、コストコ類似品が5cmです。

NEARPOWは足を折り畳んで使用することはできないため、この高さ(24.5cm)がもっとも低い高さになります。

一番高くした場合

手前からBoyata類似品、NEARPOW、コストコ類似品

一番足を長くして天板の角度をつけた場合の比較になります。

Boyata類似品が手前16cm奥31cm、NEARPOWが手前24cm奥40cm、コストコ類似品が手前30cm奥52cmです。

NEARPOWとコストコ類似品はタブレットスタンドとしてだけでなく、机の上に置いて使うタイプのスタンディングデスクとしても使用できる高さです。

各製品レビュー(メリットとデメリット)

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私はBoYata風の無段階調整タイプを現在使用しています。

理由は机でiPadを使う以外にキーボードとマウスでのPC作業を行うので、取り回しが一番楽だからです。

もしこれからiPadスタンドを買うならばBoYata風の無段階調整タイプを一番にオススメします。

2番目はNEARPOWの折り畳みタイプ。軽いことと角度・高さ調整が楽なところが良いです。

逆にオススメしないのはコストコ竹製タイプです。見た目は良いですが、重い・扱いにくい・全体的に作りが荒いのが理由です。

次からは各製品のメリット・デメリットを写真付きで説明しますね。

BoYata風の無段階調整タイプ

見た目がApple製品のアルミニウムボディに寄せているので、iPadと非常に合っています。

本家Boyataはこちらの製品よりも高級感があります。私は値段の安さを優先して類似製品を購入しました。

本家はこちらです。

2箇所ネジがあり、この部分で高さと角度を調整します。

固めに設定されているので使用中に高さや角度が変わってくることはありません

高さ・角度を調整するときは力を入れて変える必要があります。

NEARPOWの折り畳みタイプ

iPad台としてだけでなくローテーブルとしても使用できます

床やベッドに座って描きたい人には良いかもしれません。

テーブル面が広いのでiPadの他にスマホや参考資料を置くことも可能です。

広い分テーブルの向こう側のものを隠してしまうため、モニターの前に置いて資料を見ながらiPadで絵を描く場合には邪魔に感じるかもしれません。

テーブル面についている台(左側がプラスチック、右側はゴム)は不要ならば取り外すことができます

割とカチッとはまっているので自然と外れたりすることはありません。

現在の製品は仕様が変わっており、台の位置をより自由に変更できるようになっています。

左右にある灰色のハンドル角度調整、足にあるボタンで高さ調整を行います。

スムーズに稼働するので少ない力で角度と高さの調整を行うことができます。

こちらの製品は2本足タイプなので、足を折り畳んだ状態だと安定せず使用することはできません

あと、見た目が少し安っぽいためインテリアにこだわる人には合わないかもしれません。

コストコの竹製タブレットスタンドタイプ

竹で出来ているため見た目がナチュラルでとても良いです

私は机も竹製なので、机に置きっぱなしにしても良い感じになるかなと思いこちらの製品を購入しました。

机に置いた場合、机上がこちらの製品の高さ分(5cm)上がってしまいキーボードやマウスの操作に支障が出たため、置きっぱなしでの使用は中止しました。

こちらの製品もローテーブルとして使用できます。

テーブル面についている台は取り外しが可能です。こちらは割と簡単に外れてしまうので、持ち運んだりした時に落としてしまう可能性があります。

こちらの製品は足を折り畳んだ時に固定しておくための仕組みがないため、持ち上げたときにブランと足が出てきてしまいます。持ち上げた時に足が机に当たって音を立てたり、置く時に足を折り畳み直さないといけません、

角度調整は角度調整用の溝にテーブルについている鉄製の調整装置をはめて行います。

高さ調整はネジ式になっており、4本の足にそれぞれついているネジを調整するため少し手間です。

足に丸い印がついていますが、印の箇所以外でも固定することは可能です。

足を固定するのは鉄製のストッパーで、ストッパーの突起を足側に空いている穴に入れて固定する形になっています。

素材が竹なのでプラスチックなどと比べて加工が難しいこともあり、全体的に少し原始的な仕組みになっています。

まとめ

各製品のレビューはいかがでしたでしょうか。

一番のおすすめはBoyata風の無段階調整タイプですが、類似製品が多く出回っているのでAmazonのレビューなどを参考に自分にあった製品を選んでくださいね。

今回紹介した商品

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これからデジタルでお絵かきを始めようとしている人にとっては重要な問題。

iPad、液タブ、板タブ、いったいどれがいいの問題。

 

いろんな人がいろんな意見を述べているけれども自分ではどれが合ってるのかなあ

 

そんな悩めるあなたに向けて

現役同人作家ーの私が書いたこの記事を読めばお悩みをスッキリ解消できますよ!

[mokuji]

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iPad・液タブ・板タブ タイプ別診断表

iPadがオススメな人

  • 絵を描いたことがない、もしくは絵を描こうとして挫折したことがある
  • 家にいる時間が少ない
  • パソコンやITに詳しくない

iPadはお絵描き以外の用途にも使用できるので、万が一絵を描くのをやめてしまったときにもムダになりません。

また、持ち運びが用意なので出先でも絵が描きたい人にもオススメです。

3つの中で唯一パソコンが必要ないため、パソコンを持っていない人やパソコンを買い足すことが難しい人にも合っています。

わたし自身は初心者の方にはiPadをオススメします。理由は絵を描くことを習慣化しやすいからです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

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液タブがオススメな人

  • プロっぽい環境を作ることが自分のモチベーションに繋がる

プロが使っているイメージが強い液タブ。何か新しいことを始めるときには道具を揃えることから始める人は液タブがいいでしょう。

液タブとパソコンを選ぶ際にある程度のIT知識と製品の下調べが必要なため、ITガジェット好きな人に向いています。

板タブがオススメな人

  • 肩こりや首こり、偏頭痛などに慢性的に悩まされている

3つの中で一番使いこなすのが難しいですが身体への負担がとても少ないため、体調に不安を抱えている人や長時間作業をする人に向いています。

将来的にプロを目指している、同人誌を出したい人

  • iPadか液タブのどちらか、加えて板タブを使えるようになった方がよい(身体が不調になったときにも原稿作業を継続するため)

iPadと液タブは使用時の姿勢が身体に負担がかかるため、長時間作業をしていると肩や首に傷みが出たり、肩こりや首こりが原因の頭痛、眼精疲労、腕が痺れてあがらなくなるなどの症状が出る場合があります。

不調の予防が大事ですが、もしそのような症状が出てしまった時にも原稿を続けなければいけない場合、板タブが使用できるとだいぶ楽になります。

iPad・液タブ・板タブ 基本スペック比較

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注意点としては液タブと板タブは単独では使用できずパソコンが必要になります。パソコンならなんでも良いというわけではないので、購入する液タブ・板タブを動かせるスペックにあったものを自分で選ぶ必要があります。

iPad・液タブ・板タブ 特徴比較

使えるソフト:現状は液タブ・板タブの方が多いが、iPadアプリ化は急速に進んでいる

iPadがお絵描きデバイスとして使用されるようになったのは2015年のApplePencil発売以降なので、パソコンと繋いで使用する液タブや板タブよりもだいぶ後発になります。

そのためiPadで使用できるお絵描きソフトは以前は少なかったです。

ただ、最近はパソコンよりもスマホやタブレットを持つ人が増えたため、ソフトのスマートフォン・タブレットアプリ化が急速に進んでおり、現在はiPadで使用できないソフトも今後はiPad対応していく可能性があります。

視差:iPadの方が液タブよりも視差が少ない。

視差とはペン先とiPadや液タブの画面に描かれる線のギャップのこと。iPadと液タブの視差については別記事で記載しています。板タブには視差はありません。

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初期設定の難易度:iPad、板タブ、液タブの順に難しくなる。

iPadはどんな人でも手に取ったその日から自在に使えるように、わかりやすく誰でも使えるように設計されています。iPadをお絵描きデバイスとして使用する場合の初期設定も特に難しくありません。

パソコンを使用する板タブと液タブは、パソコン自体の使用に慣れていない人は最初は覚えることや準備が多く戸惑うかもしません。

液タブはディスプレイ設定が必要なため、板タブよりも初期設定が難しくなります。

操作性:板タブは慣れるまでに時間がかかる。

iPadと液タブは液晶画面に直接絵を描くので紙に絵を描くのに近く、直感的に操作ができすぐに慣れます。

板タブは3つの中で一番慣れるまで時間がかかります。実際に操作する板タブと絵が描かれるディスプレイが離れた場所にあるので、自分の思った場所に線をひけるようになるにはしばらくの練習が必要です。

慣れ以外の操作性については、iPadは起動が早いので描きたいという気持ちが萎えにくいのがメリットです。パソコンを使用する液タブと板タブは描きたいと思ったらパソコンを起動させる必要があります。パソコンのOSによりますが、起動まで数分かかってしまうのでその間に描きたい気持ちが萎えてしまうということもあります。

一方、液タブや板タブはパソコンのキーボードでショートカット操作を行うことで作業効率生をあげたり、ディスプレイを複数設置したりなどの自由度の高さが魅力です。

体への負担:前傾姿勢になるiPadと液タブでの長時間の作業は身体を壊す原因になる

iPadまたは液タブを使用する際に平面の机に置いた状態で使用すると、首と背中を丸めて覗き込む姿勢になります。この状態は上半身にとても負担をかけるため、iPad・液タブを使用する際は傾斜させるためのタブレットスタンドなどを準備した方が良いです。

タブレットスタンドで人気がある製品がこちらです。

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スタンドを使用しても前傾姿勢になるため、首や肩に負担がかかります。また、スタンドで傾けた分だけ腕を高い位置にあげないといけないため、血流が滞り腕が痺れて上がらなくなります。

板タブは平面の机に置いて使用しますが目線はパソコンのディスプレイの方を向いているため、姿勢が悪くなりにくく、身体への負担も他2つに比べて少ないです。

漫画やイラストのプロを目指している方や同人誌制作を行いたい方は、長時間作業することになりますので身体に負担をかけにくい板タブを使用できるようにした方が良いと個人的に思います。作業のメインはiPadや液タブ、サブで板タブを使えるようにしておくと安心です。

私自身もiPadで長時間作業している時に肩を壊してしまい数日間原稿できない状態になってしまったり、腕が心臓よりも高い位置にある状態を続けたため腕が痺れてだるくなり、その状態が後遺症のように続いている状態になったことがあります。

身体に不調が出たときは描かないことが一番良いと思いますが、締切がある以上そういうわけにはいかないこともあります。デバイスの選択以外にも長時間作業を耐えられるような身体作りをしたり、スケジュールを上手に組めるようになることも重要です。

目安寿命

iPadはメーカー公表の目安寿命は3年です。3年経つとバッテリー劣化により使用時間が短くなったり、故障発生率が高くなります。

液タブはおおよそ3〜4年で買い替えの目安になります。液タブの故障して買い換えるという理由以外にも、新製品への乗り換えをしたくなるのがこのくらいの使用年数です。

板タブは他の2つよりも構造が単純なので非常に壊れにくいですが、パソコンのOSがお絵描きソフトのアップグレードに板タブのドライバが対応できなくなったり、メーカーサポートの終了が理由で5年程度で使用できなくなります。

中古買取価格

iPadはお絵描き用途以外にも使用できるため欲しい人が多く、中古を買い取ってもらった場合でもある程度の値段がつく場合が多いでしょう。

液タブや板タブは、現状中古を買うよりも海外メーカーの安価で高品質な新製品を購入した方が良いと考える人が多いため、高額の中古買取は難しいと考えた方が良いです。

まとめ

自分に合うのはどれかまだ迷っている場合は量販店で実際に触ってみてから選ぶのはどうでしょうか。

大きめの量販店だと液タブ・板タブを実際に操作できます。iPadは携帯ショップにもサンプル機が置いてある場合が多いです。

ちょっと触っただけでは判断できない!という人は、レンタルをしてみるのも良い手段です。

iPadの選び方はこちらの記事をチェック

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今回紹介した商品

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[talk set="管理人" pos="left" color="gray"]iPadって安い買い物じゃない。 清水の舞台から飛び降りるつもりでエイヤッと購入したのに 「なんか使いにくい!」「思っていたのと違う!」ってなったら悲しいですよね。 iPadはいろいろなモデルがありますし、説明に使われている用語も横文字ばかりでよくわからない! これからiPadを買おうと思っている方に向けてこの用語を押さえておけばiPadのモデル選びはバッチリになれちゃう知識を伝授しちゃいます。[/talk]

今回は画面の視差について説明します。

iPadと液タブを比較したときにiPadの優位点として上がることが多い視差について、

  • 「そもそも視差って何?」
  • 「iPadでも視差を感じやすいモデルがあるって聞いたんだけど・・。」
  • 「なら結局、どのiPadのモデルならいいの〜!?」

この記事を読み終わるころには上記のような疑問はスッキリ解消できちゃっています。

[mokuji]

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結論:視差とはペン先と画面に描かれる線のギャップのこと。iPadはフルラミネーション加工により視差を感じない。

  • 視差とは液晶のカバーガラスの厚みが原因により発生するペンタブのペン先と画面に描かれる線のギャップのことです。視差があると自分の頭の中で思い描いた場所とは異なる場所に線がひかれてしまうため、使いにくさの原因になる場合があります。
  • iPadは液晶ディスプレイを構成する部品をギュッと圧着して一体化させるフルラミネーション加工によって視差をほとんど感じさせない工夫がされています。
  • フルラミネーション加工がほどこされた液晶ディスプレイのことをフルラミネーションディスプレイといいます。
  • フルラミネーションディスプレイはiPadの全てのモデルに採用されているわけではなく、価格が安い無印iPadシリーズや他のシリーズでも古いモデルには採用されていません。

視差とは、視差の原因

紙にペンで線を描くとき、描かれる線はペン先にぴったりくっついていますよね。

一方iPadや液タブで線を描くときは、厚みのあるガラス板がペン先と線が描かれる液晶パネルの間に挟まっています。

このガラス板が原因で自分が思っているところとは違うところに線が描かれてしまうことを視差といいます。

iPadの視差が少ないのはフルラミネーション ディスプレイのおかげ

液晶ディスプレイを構成する部品(液晶パネルから液晶カバーガラスまで)を圧着して一体化させるフルラミネーション加工によって、使い手に視差を感じさせないような工夫がiPadには施されています。

iPadの方が紙に線を描いたときに近い感覚で使うことができる

一方フルラミネーション加工が施されていない液タブの場合、ペン先と画面上のポインタ(画面上のどこの位置にカーソルがあるかを示す印)の間にズレが生じるため、紙にペンで描くのに慣れている人には使いにくさを感じさせてしまいます。

液タブを使い慣れている人はペン先とポインタのズレを自分の頭で計算した上で線を描いたり、視差が少なくなるようにソフトウェアの設定を変更して自分の思い通りの線が描けるようにしています。

iPadはフルラミネーション ディスプレイのおかげでそのような工夫をしなくても紙に線を描くのと近い感覚で線が描くことが可能です。

iPadと液タブの視差の違いは実機を触って試してみた方がよい

家電量販店に行くとiPadと液タブの両方を展示している場合があるので、視差にどれくらい差があるか自分で試してみた方が良いと思います。

私自身も家電量販店で液タブを実際に触ってみて、視差とポインタの追従速度の遅さ、液タブのデカさ・重さ(スタンドも含めるとものすごい存在感)に「う〜ん・・」となり、iPadを選択しました。

フルラミネーション ディスプレイではないiPadもあるので注意

すべてのiPadがフルラミネーション ディスプレイではありませんので購入時は注意が必要です。

iPadは4つのシリーズに分類されます。

  • iPad:エントリー向けの低価格シリーズ。他のシリーズと区別して「無印iPad」「iPad(無印)」などと通称されます。
  • iPad Air:エントリークラスのiPadと最高クラスのiPad Proの中間に当たる、ミドルクラスのシリーズ。
  • iPad Pro:プロフェッショナル向けのハイエンドシリーズ。
  • iPad mini:名前の通り、小ささを売りにしたシリーズ。

このうち、一番低価格の無印iPadは最新機種であってもフルラミネーション ディスプレイは採用されていません。また、2013年以前のモデルはすべてフルラミネーション ディスプレイは採用されていませんので、中古でiPadを購入することを検討している人はモデルをしっかり確認してくださいね。

どのモデルにフルラミネーション ディスプレイが採用されているか具体的に知りたい方は下記ページを参考にしてください。

[card id="222"]

液タブの中にもフルラミネーション加工が採用されている製品がある

この記事では液タブとひとくくりにしてしまいましたが、液タブの中でもフルラミネーション加工が使用されている視差が少ない機種もあります。

まとめ

  • iPadはフルラミネーション ディスプレイにより、多くの液タブより視差を感じられないような工夫がされています。ただし、液タブにもフルラミネーション加工が採用された視差が少ない機種があります。
  • フルラミネーションディスプレイは無印iPadや2013年以前の古いiPadモデルには採用されていないので、購入するときにはフルラミネーションディスプレイなのかどうかをキチンと確認しましょう。
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[talk set="管理人" pos="left" color="gray"]iPadの周辺機器を買うときにiPadのモデルがわからないと選べない場合がありますよね。そんなときに便利なiPadのモデルの調べ方を説明します。[/talk]

[mokuji]

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iPadのモデル確認方法

1. iPadの裏面の下部に刻印されている箇所を確認します。

2. 「Model」に続く「A(数字4桁)」を確認します。

3. Apple公式のiPad のモデルを識別するのページを開きます。

4. ブラウザの検索窓を呼び出します。

Windowsの場合はCtrl + F、Macの場合はcommand + Fのキーボードショートカットを利用することもできます。

5. 検索窓に2.で確認した「A(数字4桁)」のモデル番号を入力して検索すると、モデルがわかります。

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iPadの液晶を紙のような質感に変え、Apple Pencilを使いやすくするペーパーライクフィルム。

とりあえず買っておくにしても安い買い物じゃない。

買うべき?買わないでおくべき?買うならどれ?そんな疑問を解消できる記事ですよ。

 

  • 「ペーパーライクフィルムって何?そもそも必要なの?」
  • 「ペーパーライクフィルムを買おうかな〜って思っているけど、合わなかったっていう意見をチラホラ見かけるし、わたしの場合は必要なのかなぁ?」
  • 「ペーパーライクフィルムでAmazonを検索すると大量に出てくるんだけど、どれがいいの?」

 

こんなお悩みをお持ちの方に向けて、

ペーパーライクフィルムって何のために貼るのか

貼ることによるメリット・デメリット

ペーパーライクフィルム主要メーカー7社から選んだオススメの製品を紹介します。

 

この記事を読み終えるころには自分にペーパーライクフィルムが必要かどうかを判断できるようになれます

自分の用途(文字書き用/絵描き用)とiPadにピッタリのペーパーライクフィルムを選べるようになれちゃいます

[mokuji] [ads]

結論:iPadで手書きのノートやメモをとる人、または絵を描く人以外はペーパーライクフィルムは不要。筆記用途ならエレコム文字用、絵描き用ならベルモンドがオススメ。

  • ペーパーライクフィルムはiPadの液晶が紙のような質感に変えることによって、Apple Pencilの書き味を向上させるために貼るフィルムです。
  • 手書きノートアプリやイラストアプリ、デザインアプリの使用が主なiPad利用目的の場合はペーパーライクフィルムを貼ることを推奨します。SNS利用や動画視聴、ゲームプレイなど筆記・絵描き用途以外がメインの方はペーパーライクフィルム以外のフィルムがおすすめです。
  • ペーパーライクフィルムを貼るメリットは①書きやすくなる、②Apple Pencilがすべりにくくなるため身体への負担が減る、③画面とペン先が当たるときのコツコツ音が小さくなることです。
  • ペーパーライクフィルムを貼るデメリットは①画面がモヤッとする、②画面の指すべりが悪くなる、③ペン先の擦り減りが早くなるなどです。
  • ペーパーライクフィルムの機能面ではメーカーごとに明確な差はないため、サービス面と価格面で選ぶのがオススメです。
  • 筆記用途の方はエレコム文字用の2種類のうちお好みの書き味に近い方を選んでください。
  • 絵描き用途の方は価格面とサービス面が他社より優れるベルモンドがオススメです。
  • ペーパーライクフィルム購入の際は自分のiPadのモデルにあったものを必ず購入してください。異なるモデルのフィルムを購入してしまった場合、サイズが合わない、ホームボタンやインカメラの位置に穴が空いていないなどの理由で使用できない場合があります。

手書きノートアプリ・メモ用途の方にオススメのエレコム文字用(しっかりタイプ・なめらかタイプの2種類)

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イラスト・デザイン用途の方にオススメのベルモンド(ザラザラ感が強い上質紙タイプ・なめらかなケント紙タイプの2種類)

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ペーパーライクフィルムってなに?

iPadの液晶はガラス素材でできているため、ツルツルしています。ツルツル状態のiPadでApple Pencilを使うとペン先がすべってしまうため、上手に文字を書いたり絵を描くことが難しく感じる場合があります。

ペーパーライクフィルムは表面にざらざらな加工がされている液晶保護フィルムのことです。

ペーパーライクフィルムをiPadの液晶に貼ることにより紙のような質感に変えることが出来るため、Apple Pencilのペン先がすべらず、思った通りの文字を書いたり絵を描くことができるようになります。

ペーパーライクフィルムのメリット

紙の書き心地に近くなり、書きやすくなる

ペーパーライクフィルムを貼ることでiPadの表面が紙のように変えることができますので、Apple Pencilのペン先がすべらず書きやすくなります。

余計な力がかからないので、腕や肩への負担が減る

iPadの液晶に何も貼らずにApple Pencilで文字を描いたり絵を描くと、ペン先がすべらないように自分の手や腕の力でコントロールする必要があるため、疲れてしまったり、手や腕、肩を痛めてしまう場合があるようです。ペーパーライクフィルムを貼ることで疲労やケガの予防になるので、iPadで長時間の筆記や描画をする人は貼った方が良いでしょう。

ペンと画面が当たるときのコツコツ音が小さくなる

iPadの液晶に何も貼らないでApple Pencilを使用すると、液晶のガラスとペン先が当たるときにコツコツと音がします。ペーパーライクフィルムを貼ることによってコツコツ音を軽減することができるようになります。

ペーパーライクフィルムのデメリット

画面がもやっとする

ペーパーライクフィルムは細かいデコボコ加工をフィルム表面に施すことによって紙のような書き味を再現しています。

この細かいデコボコがペーパーライクフィルムの表面をすりガラス調に変える逆効果を与えてしまっており、ペーパーライクフィルムを貼ったiPadの画面は若干モヤッとした感じになってしまいます。

iPadの画面の綺麗さや色の表現力を気に入っている人はペーパーライクフィルムを貼るのは避けた方がよいでしょう。

指のすべりが悪くなってしまう

ペーパーライクフィルムを貼ると画面がザラザラになるため、指で操作した場合の指すべりが悪くなり、人によっては痛みを感じるようです。またザラザラのせいで指で操作したあとが白く残る場合もあります。

フィルム自体とApplePencilのペン先が摩耗する

ペーパーライクフィルムを貼ると、フィルムのザラザラにApple Pencilのペン先を擦り付けて文字を書いたり絵を描いたりすることになりますので、ペーパーライクフィルムとApple Pencilのペン先の両方が摩耗してしまいます。摩耗が進んだ場合はフィルムの貼り直しやペン先の交換が必要になり、その分の費用がかかります。

視差を感じる

フルラミネートディスプレイではないiPadモデルの場合、ペーパーライクフィルムの厚みが加わることによって視差を感じやすくなります。視差とフルラミネーションディスプレイについては下記リンクの記事に詳しく記載してあります。

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反射防止加工が意味がなくなってしまう

反射防止加工が施されているiPadの場合、ペーパーライクフィルムを貼ることによって若干反射をするようになってしまいます。自分のiPadに反射防止加工がされているかどうかは下記記事で調べることができます。

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ペーパーライクフィルムの選び方

上質紙タイプとケント紙タイプの違い

ペーパーライクフィルムは各ブランドのラインナップの中で上質紙タイプケント紙タイプに分かれている場合があります。上質紙タイプの方がざらざら度が強いしっかりした書き心地ケント紙の方がざらざら度が弱いなめらかな書き心地になります。

筆圧が強い場合がざらざら度が強いフィルムは向かない

筆圧が強い人がざらざら度が強いフィルムを使うとフィルム表面のざらざらにペン先を強く押し付けるため、高い抵抗が発生し書き心地に影響が出てしまいます。筆圧が強い人はケント紙タイプのなめらかな書き心地のフィルムが適しています。

自分のiPadのモデルに合ったサイズのフィルムを選ぶ

自分のiPadのモデルにあったペーパーライクフィルムを選ばないと画面のサイズとフィルムの大きさが合わなかったり、ホームボタンの場所に穴が空いていなくて押せなくなってしまうなどのトラブルが発生する可能性があります。

大きいサイズのものを切って使用することもできなくはないですが、端がギザギザになって液晶とフィルムの間に気泡が入る原因になる可能性があるのでオススメしません。

自分のiPadのモデルがわからない場合はこちらの記事を参考に調べてください。

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こちらの記事もぜひ参考にしてください。

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各社ペーパーライクフィルム評価

Amazonで取り扱いのあるペーパーライクフィルムのうち、7社(エレコム、ベルモンド、MS factory、ClearView、ミヤビックス、PCフィルター専門工房、JPフィルター専門製造所)の製品を比較していきます。

評価基準

以下の3つの面を総合的に評価します。

  • 機能面:表面の抵抗感。ペーパーライクフィルムとしてきちんと機能するかどうかの指標とします。
  • サポート面:付属品、購入後のサポート
  • 価格面:Amazonでの12.9インチiPad Pro(第4世代)用フィルムの価格

機能面の評価:表面の抵抗感

メーカーの中で複数種類がある場合は上質紙タイプを評価対象としました。

表面の抵抗感比較表

上記の結果になりましたが、正直各社について明確な差はありませんでした。抵抗感の強かったエレコムとベルモンドはざらざら感が弱いケント紙タイプがラインナップに存在するため、抵抗感が気になる場合はケント紙タイプを購入するのも良いでしょう。

また、筆記用途のペーパーライクフィルムを探している場合、文字のとめ・はねを表現するためにはフィルム自体にある程度柔らかさがありペン先が沈み込むフィルムの方が適しています。沈み込みがあるフィルムはエレコムの文字用(しっかり・なめらか)の2製品しかないため、筆記用途で探している人はこの2製品のいずれかをオススメします。

サポート面の評価:付属品、購入後サポート

付属品、購入後サポート比較表
付属品の関しては家にあるもので代用できる場合は購入を決める理由にはならないかもしれません。 購入後サービスとしてフィルム交換を行っているベルモンドとClear Viewについては貼り付けに不安がある方は検討材料になるでしょう。

価格面:Amazonでの12.9インチiPad Pro(第4世代)用フィルムの価格比較

価格比較表

2020年12月時点の定価で比較しています。

最安はベルモンド 上質紙タイプの1,426円という結果になりました。

まとめ

  • 筆記用途にはエレコム文字用(しっかり・なめらか)のいずれかがおすすめ。文字のとめ・はねを表現するためにはフィルムに柔軟性がありペン先がある程度沈み込むフィルムが適しているためです。
  • イラスト・デザイン用途にはサービス面と価格面からベルモンドの上質紙タイプかケント紙タイプがおすすめ。筆圧が強い人は表面がなめらかなフィルムの方がよいのでケント紙タイプを選ぶと筆運びがスムーズです。
  • 繰り返しになりますが、自分のiPadのモデルにあったペーパーライクフィルムを選んでくださいね。

各製品の個別の紹介は長くなってしまうのでまとめの後に記載しています。おすすめ製品以外のペーパーライクフィルムも確認したい人は記事の最後まで読んでくださいね。

今回比較した製品の紹介

ELLECOM(エレコム)

エレコムは日本におけるIT機器大手の中の1社です。Amazon以外にヨドバシ.comやビックカメラ.com、ヤマダウェブでのWEB販売取り扱いがあります。ペーパーライクフィルムは4種類あります。

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BELLEMOND(ベルモンド)

ベルモンドは日本製品の海外販売を行っている株式会社ベーシックリビングが販売する高品質フィルム専門ブランド名です。ペーパーライクフィルムは3種類あります。

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MS factory

MS factoryはスマホ関連製品の販売を行うMobileStudioの取り扱いブランドです。ペーパーライクフィルムは2種類あります。

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ClearView

ClearViewは液晶保護フィルムを専門に扱うMobilemartが販売しているブランドです。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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ミヤビックス

ミヤビックスはモバイル関連アクセサリーを扱う会社名です。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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PCフィルター専門工房

PCフィルター専門工房は鎌倉グループが販売元のフィルム専門ブランド名です。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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JPフィルター専門製造所

JPフィルター専門製造所の販売元は中国の会社です。「JPフィルム専門製造所」というブランド名になっていることもあります。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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