本記事ではカスタムフォントプロファイルインストールアプリのひとつであるFontcaseを使用してフォントをiPadにインストールする方法とClipStudio(以下クリスタ)での使用方法を解説します。
Fontcaseは無料で使用できるのが嬉しいですね。
無料ですがしっかり使用できますます!
本記事を読むとFontcaseの使用手順とインストールしたフォントをクリスタで使用する手順を知ることができますよ。
本シリーズのまとめ記事はこちら。
[card id ="1252"][mokuji]
[ads]Fontcaseを使えば自分の好きなフォントをカスタムフォントとしてiPadにインストールできます。
- Fontcaseはフォントプロファイルインストールアプリなので、フォントデータを用意すれば好きなフォントをiPadにカスタムフォントとしてインストールできます。
- Fontcaseは無料です。動作に特に問題はなく有償アプリと同じように使用できます。
- Fontcaseを利用したフォントインストールの場合、iPadの構成プロファイルを変更することになるため、安全性が確認できているフォントデータのみ使用してください。
- Fontcaseを使用してインストールしたフォントをクリスタで使用するためには特別な手順は必要ありません。
Fontcaseとは
Fontcaseとは自分で用意したフォントデータを利用して好きなフォントをiPadにインストールし、カスタムフォントとして使用できるようにするアプリです。
アプリは無料です。
iPadで使用できるカスタムフォントには2種類のインストール方法があるいうことをこちらの記事で紹介しました。
[card id ="1234"]Fontcaseはインストール方法2種類のうち、フォントプロファイルインストールアプリに分類されます。
フォントプロファイルインストールアプリのオススメは?
本ブログではiPadのカスタムフォントプロファイルインストールアプリとして以下3つのアプリをご紹介しています。
- Fontcase
- AnyFont
- RightFont
この中で一番のオススメは無料で使用できるFontcaseです。
オススメする理由についてはこちらの記事をご参照ください。
[card id ="1661"]使用するフォントデータについて
フォントプロファイルインストールアプリはインストールするフォントデータは自分で用意する必要があります。
その際、フォントデータと偽って悪意があるデータを配布しているサイトなどからダウンロードしたデータを使用するとiPadが使用できなくなるなどの危険性があります。詳細は本ブログ内別記事の①フォントインストールアプリの開発背景をご参照ください。
このようなリスクを許容できない場合はフォントインストールアプリを使用してフォントを追加することをオススメします。
ただし、フォントインストールアプリはアプリ内に収録されているフォントの中からインストールするフォントを選択する必要があります。
Fontcase インストール方法
1. App StoreよりFontcaseをインストールします。
App Storeで検索するか、こちらのリンクApp Store - Fontcaseからインストールしてください。
2. インストールするフォントを用意します。ダウンロードしたフォントのZipファイルを次で開く>ファイルに保存をタップします。
今回のフォントは以下のフォントをインストールしました。
私が使用しているブラウザはChromeなので画面のような表示ですが、Safariの場合はダウンロードすると自動的にファイル>ダウンロードフォルダに入ります。
3. フォントのZipファイルをiPadの中の自分がわかりやすい場所に保存します。
今回はダウンロードフォルダに格納しました。
4.ファイルアプリを開き、ダウンロードしたzipファイルをタップして解凍します。
5. Fontcaseのアプリを開き「import」をタップします。
6. 4.で解凍したフォルダ内のTureTypeフォント(.ttf)もしくはOpenTypeフォント(.oft)をタップします。
Fontcaseで取り扱えるのは以下の拡張子のフォントデータファイルです。
- TureTypeフォント(.ttf)
- OpenTypeフォント(.oft)
今回、TureTypeフォント(.ttf)とOpenTypeフォント(.oft)の両方が格納されていますが、フォントによっては一方だけのこともあります。
それぞれのファイル形式について知りたい方は下記外部サイトにわかりやすく記載されています。
+Life Studio - フォントOpen Type、True Type、.otf .ttf .ttcって何?
7. 「install」をタップします。
8. 「Download Fonts」をタップします。
9. 「許可」をタップします。
10. 「閉じる」をタップします。
11.「完了」をタップします。
12. 設定アプリ>一般>プロファイル>ダウンロード済みプロファイルの「Fontcase Installation」をタップします。
13. 「インストール」をタップします。
14. 「インストール」をタップします。
15. 「インストール」をタップします。
16. 「完了」をタップします。
17. 「Fontcase Installation」をタップします。
18. 「詳細」をタップします。
19. Fontcaseを使用してインストールしたフォントが一覧表示されます。
Fontcase フォント削除方法
1.【一部のフォントを削除する場合】Fontcaseアプリで削除したいフォントを左へスワイプ>「Delete」をタップして7〜16の手順を実施します。
2. 【フォントをすべて削除する場合】設定アプリ>一般>プロファイル>Fontcase Installation>プロファイルを削除 をタップします。
3. 「削除」をタップします。
Fontcaseを使用してインストールしたフォントがすべて削除されます。
使用方法(ClipStudioの場合)
フォントプロファイルインストールアプリであるFontcaseを使用してインストールしたフォントはクリスタで使うためには追加手順は必要ありません。
クリスタのテキストツールのフォント一覧に自動的に表示・追加されます。
1. クリスタのテキストツールを開き、ツールプロパティ>フォントを開くと自動的に追加されています。
追加されていない場合はフォントインストール後にクリスタを再起動していないことが原因だと思いますので、必要なファイルを保存後クリスタを落とし再度クリスタを起動してください。
まとめ
Fontcaseは無料で使用できるのが嬉しいですね。
App Storeでの評価が少ないため、問題なく使用できるのか少し不安でしたが普通に使用する分には問題なさそうです。ぜひ使ってみてください。