絵描きの机周り

お絵描き機材やソフト、その他のお絵描き時に欠かせないものを紹介しています。本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

これからデジタルでお絵かきを始めようとしている人にとっては重要な問題。

iPad、液タブ、板タブ、いったいどれがいいの問題。

 

いろんな人がいろんな意見を述べているけれども自分ではどれが合ってるのかなあ

 

そんな悩めるあなたに向けて

現役同人作家ーの私が書いたこの記事を読めばお悩みをスッキリ解消できますよ!


iPad・液タブ・板タブ タイプ別診断表

iPadがオススメな人

  • 絵を描いたことがない、もしくは絵を描こうとして挫折したことがある
  • 家にいる時間が少ない
  • パソコンやITに詳しくない

iPadはお絵描き以外の用途にも使用できるので、万が一絵を描くのをやめてしまったときにもムダになりません。

また、持ち運びが用意なので出先でも絵が描きたい人にもオススメです。

3つの中で唯一パソコンが必要ないため、パソコンを持っていない人やパソコンを買い足すことが難しい人にも合っています。

わたし自身は初心者の方にはiPadをオススメします。理由は絵を描くことを習慣化しやすいからです。


液タブがオススメな人

  • プロっぽい環境を作ることが自分のモチベーションに繋がる

プロが使っているイメージが強い液タブ。何か新しいことを始めるときには道具を揃えることから始める人は液タブがいいでしょう。

液タブとパソコンを選ぶ際にある程度のIT知識と製品の下調べが必要なため、ITガジェット好きな人に向いています。

板タブがオススメな人

  • 肩こりや首こり、偏頭痛などに慢性的に悩まされている

3つの中で一番使いこなすのが難しいですが身体への負担がとても少ないため、体調に不安を抱えている人や長時間作業をする人に向いています。

将来的にプロを目指している、同人誌を出したい人

  • iPadか液タブのどちらか、加えて板タブを使えるようになった方がよい(身体が不調になったときにも原稿作業を継続するため)

iPadと液タブは使用時の姿勢が身体に負担がかかるため、長時間作業をしていると肩や首に傷みが出たり、肩こりや首こりが原因の頭痛、眼精疲労、腕が痺れてあがらなくなるなどの症状が出る場合があります。

不調の予防が大事ですが、もしそのような症状が出てしまった時にも原稿を続けなければいけない場合、板タブが使用できるとだいぶ楽になります。


iPad・液タブ・板タブ 特徴比較

使えるソフト:現状は液タブ・板タブの方が多いが、iPadアプリ化は急速に進んでいる

iPadがお絵描きデバイスとして使用されるようになったのは2015年のApplePencil発売以降なので、パソコンと繋いで使用する液タブや板タブよりもだいぶ後発になります。

そのためiPadで使用できるお絵描きソフトは以前は少なかったです。

ただ、最近はパソコンよりもスマホやタブレットを持つ人が増えたため、ソフトのスマートフォン・タブレットアプリ化が急速に進んでおり、現在はiPadで使用できないソフトも今後はiPad対応していく可能性があります。

視差:iPadの方が液タブよりも視差が少ない。

視差とはペン先とiPadや液タブの画面に描かれる線のギャップのこと。iPadと液タブの視差についてはこちらの記事で記載しています。板タブには視差はありません。

初期設定の難易度:iPad、板タブ、液タブの順に難しくなる。

iPadはどんな人でも手に取ったその日から自在に使えるように、わかりやすく誰でも使えるように設計されています。iPadをお絵描きデバイスとして使用する場合の初期設定も特に難しくありません。

パソコンを使用する板タブと液タブは、パソコン自体の使用に慣れていない人は最初は覚えることや準備が多く戸惑うかもしません。

液タブはディスプレイ設定が必要なため、板タブよりも初期設定が難しくなります。

操作性:板タブは慣れるまでに時間がかかる。

iPadと液タブは液晶画面に直接絵を描くので紙に絵を描くのに近く、直感的に操作ができすぐに慣れます。

板タブは3つの中で一番慣れるまで時間がかかります。実際に操作する板タブと絵が描かれるディスプレイが離れた場所にあるので、自分の思った場所に線をひけるようになるにはしばらくの練習が必要です。

慣れ以外の操作性については、iPadは起動が早いので描きたいという気持ちが萎えにくいのがメリットです。パソコンを使用する液タブと板タブは描きたいと思ったらパソコンを起動させる必要があります。パソコンのOSによりますが、起動まで数分かかってしまうのでその間に描きたい気持ちが萎えてしまうということもあります。

一方、液タブや板タブはパソコンのキーボードでショートカット操作を行うことで作業効率生をあげたり、ディスプレイを複数設置したりなどの自由度の高さが魅力です。

体への負担:前傾姿勢になるiPadと液タブでの長時間の作業は身体を壊す原因になる

iPadまたは液タブを使用する際に平面の机に置いた状態で使用すると、首と背中を丸めて覗き込む姿勢になります。この状態は上半身にとても負担をかけるため、iPad・液タブを使用する際は傾斜させるためのタブレットスタンドなどを準備した方が良いです。




スタンドを使用しても前傾姿勢になるため、首や肩に負担がかかります。また、スタンドで傾けた分だけ腕を高い位置にあげないといけないため、血流が滞り腕が痺れて上がらなくなります。

板タブは平面の机に置いて使用しますが目線はパソコンのディスプレイの方を向いているため、姿勢が悪くなりにくく、身体への負担も他2つに比べて少ないです。

漫画やイラストのプロを目指している方や同人誌制作を行いたい方は、長時間作業することになりますので身体に負担をかけにくい板タブを使用できるようにした方が良いと個人的に思います。作業のメインはiPadや液タブ、サブで板タブを使えるようにしておくと安心です。

私自身もiPadで長時間作業している時に肩を壊してしまい数日間原稿できない状態になってしまったり、腕が心臓よりも高い位置にある状態を続けたため腕が痺れてだるくなり、その状態が後遺症のように続いている状態になったことがあります。


身体に不調が出たときは描かないことが一番良いと思いますが、締切がある以上そういうわけにはいかないこともあります。デバイスの選択以外にも長時間作業を耐えられるような身体作りをしたり、スケジュールを上手に組めるようになることも重要です。

目安寿命

iPadはメーカー公表の目安寿命は3年です。3年経つとバッテリー劣化により使用時間が短くなったり、故障発生率が高くなります。

液タブはおおよそ3〜4年で買い替えの目安になります。液タブの故障して買い換えるという理由以外にも、新製品への乗り換えをしたくなるのがこのくらいの使用年数です。

板タブは他の2つよりも構造が単純なので非常に壊れにくいですが、パソコンのOSがお絵描きソフトのアップグレードに板タブのドライバが対応できなくなったり、メーカーサポートの終了が理由で5年程度で使用できなくなります。

中古買取価格

iPadはお絵描き用途以外にも使用できるため欲しい人が多く、中古を買い取ってもらった場合でもある程度の値段がつく場合が多いでしょう。

液タブや板タブは、現状中古を買うよりも海外メーカーの安価で高品質な新製品を購入した方が良いと考える人が多いため、高額の中古買取は難しいと考えた方が良いです。

まとめ

自分に合うのはどれかまだ迷っている場合は量販店で実際に触ってみてから選ぶのはどうでしょうか。

大きめの量販店だと液タブ・板タブを実際に操作できます。iPadは携帯ショップにもサンプル機が置いてある場合が多いです。

ちょっと触っただけでは判断できない!という人は、レンタルをしてみるのも良い手段です。

原稿の早い作家さんが「どうしてそんなに作業スピードが早いんですか?」とツィートなどで質問を受けて

「クリスタを見開きページで作業している」と答えていたりするのを見かけませんか。


クリスタの見開き機能を使用すると2ページを一度に作業できるため時短につながります。


また、本を開いたときのレイアウトの形でコマ割りができるため、視線誘導のテクニックを使用したり

読者にとって読みにくいコマ割りになってしまうことを回避することができます。


見開きで作業することのメリットはとても大きいので、

ぜひ使い方を習得してみてくださいね。

どういう人向けの記事か

こちらの記事はクリスタで漫画を描いている人向けに作業効率をアップするためのアイデアをお教えします。

初心者の方はぜひご紹介する方法を取り入れてクリスタを使い始めてください。

すでにクリスタはある程度使っているよという中級者以上の方にとっても有益な、まだ取り入れていないTipsかもしれません。

ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

記事を読んで得られること

手順自体はとても簡単なのでクリスタを持っている人ならば誰でも実行可能です。

クリスタでの原稿の仕方をちょっと普段のやり方から変えるだけで原稿を早く描けるようになる情報です。

早く描けるだけでなく原稿のクオリティをアップすることができます。

記事を読み終えるとどうなるのか

この記事を最後まで読むとちょっとした工夫で今までよりも速く・クオリティの高い原稿をクリスタで描けるようになりますよ。


クリスタの見開きに変更機能を使用すると①2ページを同時に作業でき時短になる②印刷時のレイアウトを考慮したコマ割りができるので見栄えUP

  • クリスタには見開きページを作成する機能があります。
  • 見開きで作業をすると2ページを同時に扱えるため強力な時短になります。
  • 見開きで作業をすると本として印刷されたときのイメージがつきやすいためコマ割りやレイアウトにかかる労力を削減できます。

見開きとは

通常、見開きは迫力をみせたいコマや強烈な印象を残したいページに使用します。

わたしたちは見開きを作成するためのクリスタの機能を作業効率UPのために使用するだけなので、既存の見開きの定義や使用用途に囚われる必要はありません。

見開きのメリット①2ページを同時に作業でき、時短になる

2ページ同時作業することがどうして時短になるの?と思われるかもしれません。

トーン貼りの場面を例に説明しますね。

例えば、肌色が60線10%のキャラが原稿内にいたとします。

1ページずつトーンを貼っていた場合は1ページごとに60線10%のトーンレイヤーを作成する必要がありますが、見開きで作業した場合2ページを1つの60線10%レイヤーで処理することができるようになります。

レイヤー作成以外にもツールを切り替える時間も削減できます。

小さな時短のように思われるかもしれませんが、その時短が×(かける)レイヤー数、×(かける)ページ数で積み上がるとトータルで大きな時短に繋がります

今回の見開きの内容とは別になりますが、レイヤーテンプレートであらかじめ60線10%のトーンレイヤーを作成しておけば更に時短になります。

60線10%とは

○線△%はトーンの線数と濃さを表しています。

60線10%はどういうことかというと、1インチ(2.54cm)の中に60本の線を等間隔で引いたとして、その線の上に黒い点が配置されていて、点の大きさは全体の10%だと言う意味です。

線数が多いほどきめ細やかに、%が多いほど黒くなっていきます。

ただし線数が多い、%が多いほど印刷時にきれいに出力されず真っ黒で印刷される可能性が高くなります。

余談ですが、デジタルで漫画を描くことが普及する前の紙原稿で漫画を描くのが普通だった時代、60線10%のトーンを61番と読んでいました。60線20%は62番です。

これは有名なトーンメーカーの品番がそのような名称だったからです。

61番が肌の影を付けるときの定番だという情報がネットにはありますが、決めつけにとらわれずに自分の絵柄や表現方法にあったトーンを選んでくださいね。

見開きのメリット②印刷時のレイアウトを考慮したコマ割りができるので見栄えUP

出来上がった漫画原稿で印刷物を作るときは刷り上がりをイメージしてコマ割りをした方が効果的です。

ページの左右やコマの配置場所によって読者に印象を強く与えられるコマや逆に読み飛ばされやすいコマがあります。

そのような視線誘導のテクニックを使用するときは見開きで作業をした方がやりやすいです。

見開きで作業すると見開きページ全体を俯瞰できるため印刷時の全体感を把握しやすくなります。

1ページずつ作業をして原稿が完成し刷り上がりの本を確認したら、一方のページはコマの密度も描き込みもすごいのにもう一方のページは時間がなくてスカスカだった・・という事態を回避できます。

見開きのデメリット 特になし

デメリットは特にないです。

ただ、見開き設定を間違えて原稿を完成させてしまうと塗りたしが足りなくなってしまったということは起こります。

不安な場合は見開き設定を行った後に簡単に絵を描いてみてページごとに出力し、塗り足しまでキチンと出力されているかを確認すると良いでしょう。

見開きの設定の仕方

クリスタで見開きを設定する手順を実際のクリスタの画面を使用して説明したいと思います。

  • 原稿ファイル作成時にレイヤーテンプレートを設定して作成した場合の設定方法を記載します。
  • レイヤーテンプレートを設定していない場合は1〜3の手順で終了です。
  1. 見開きにしたいページを開きます。

2. ページ管理>見開きに変更をクリックします。

3. 「トンボを合わせる」にチェックを入れ、間隔は「 0.00mm」を入力し、決定をクリックします。

注意点

「トンボを合わせる」設定後は塗りたし部分(トンボの外側の部分)があることを確認してください。

塗りたし部分は印刷して裁断する際に切り落とされてしまう部分ですが、裁断ズレが発生した場合にここに何も描かれていないと見た目が悪くなってしまいます。

4. 見開きにするとレイヤーテンプレートで設定したレイヤーが2ページ分まとまってしまいます。1ページ分のレイヤーを削除します。

5. 残ったレイヤーの一番上にレイヤーマスクがあるので削除します。

レイヤー>レイヤーマスク>マスクを削除

6. ファイル>保存で保存します。

7. 1〜6を見開きページ分繰り返します。

表紙(裏)と裏表紙(裏)は見開きにしなくてOKです。理由は表紙2、3印刷オプションを印刷所にお願いしている場合は除いて普通は印刷しないところだからです。

8. 全ページの原稿作成完了後、ファイル>複数ページ書き出し>一括書き出しの「見開きページを分けて書き出す」にチェックを入れて出力してください。

まとめ

見開きでの作業はすぐに実践できるアイデアだから実際に使ってみてくださいね。


憧れの絵師さんが左手デバイスを使っていると聞いて


わたしも左手デバイスを使ってバリバリ絵を描きたい!

でも何を使ったらいいの〜!?


と悩んでいるあなたにこの記事はピッタリです。


本記事ではiPad版クリスタで使用できる代表的な左手デバイスを紹介しています。

また、左手デバイスには人によって合う・合わないがありますので

自分には左手デバイスが必要かどうかをどのように判断すれば良いかを記載しています。


この記事を読んで左手デバイスを使って絵をバリバリ描き憧れの絵師さんのクオリティに一歩近づいてください!



iPadの左手デバイスで有名なのはTabmate2と8bitdo、iClever テンキー。ツールの切り替えを頻繁にする人は左手デバイスを導入すると時短できる。

左手デバイスとは

お絵描きソフトを使用しているときにApplePencilを握っている方ではない手で使用するショートカット入力用の機械のことです。

パソコンを使用している場合はキーボードをショートカットを入力用として使用できるため、ショートカット入力用専用の機器を導入しなくてもショートカットを利用できます。

パソコンを使用している人でも作業効率をあげるためにキーボード以外の左手デバイスを使用する人もいます。

iPadユーザーの多くは画面上に表示されるソフトウェアキーボードを使用するため、外付けのキーボードを持っていない場合もあります。

キーボード以外でもショートカット入力に使用することが可能なため、ゲームコントローラーやテンキーをiPadの左手デバイスとして使用する人が多いです。

ショートカットとは

通常は画面上のメニューから選んで行う操作の代わりに、キーボードから特定のコマンド(取り消しなら「Ctrl + Z」、やり直しなら「Ctrl + Y」など)を入力することで素早く操作を行うことです。

有名なiPad用左手デバイス

ClipStudio Tabmate2


8bitdo Zero2



iCleverテンキー


ClipStudio Tabmate2のメリット・デメリット、向いている人
メリットはなんといってもClipStudioの公式が作っているものなので、
ClipStudio上で設定が完結できること
メニューにClipStudio Tabmateという設定項目があり、そこからさまざまな内容が設定ができます。

また、手に持って操作するため左手の位置が自由なことです。

デメリットは価格が高い割には壊れやすいこと、左手で持ち続けるため握力が弱い人には辛いこと

前Ver.のTabmate(Tabmate2ではなくTabmate)はiPadは非対応ですので
価格が安いからと言って間違って購入しないようにご注意ください。

8bitdoのメリット・デメリット、向いている人

8bitdoは左手デバイスを手に持って操作したい人に向いています。

左手をどこに置いても使用できるため、肩こりや首こりしにくいというメリットがあります。

手元を見ずに操作した方が時短につながるため、どのキーにどのショートカットを割り当てているかは記憶しておく必要があります。

デメリットとして、15分操作しないとスリープに入ってしまうためスリープ復帰の手間がかかる、スリープ復帰に失敗しがち、iPadとのペアリングが不安定などの問題があります。

ペアリングとは

Bluetoothを使用して機器同士を接続することをペアリングといいます。

iPadでのBluetoothペアリングのやり方は、ホーム画面から「設定」をタップ →「Bluetooth」をオンに変更後、接続したいBluetooth機器名を選択すると接続できます。

iCleverテンキーのメリット・デメリット、向いている人

iCleverテンキーは左手デバイスを机の上に置いて操作したい人に向いています。

キーにシールなどを貼り付けてどのショートカットを割り当てたかをわかりやすくすることもできます。

デメリットとして机上に置いて使うため、左手の位置が固定されて肩こりなどの原因になる可能性があること、ソファーの上などで描くときに置き場所に困ることがあげられます。

クリスタ以外のお絵描きツールでは左手デバイスが使用できない場合があるので注意

このように便利な左手デバイスですが、クリスタ以外のお絵描きソフトでは使用することはできるが自分が使いやすいようにショートカットを設定することはできません

これはソフト側でショートカットに割り当てるキーを変更する機能を持っていないからです。クリスタにはこの機能があるため、左手デバイスが使用できます。

ショートカットのキー割り当てを変更できない、つまり左手デバイスを使用できないソフトはProcreate、メディバンペイント、アイビスペイントがあげられます。

なぜProcreateで左手デバイスが使用できないのか

まずは左手デバイスがどういう仕組みになっているのかを説明しますね。

左手デバイスのボタンにはキーボードの特定のキーが割当たった状態になっています。

たとえば8bitdoだと十字キーの上右下左それぞれにCFDEのキーが割当たっています。

クリスタはユーザーがショートカットを自由に変更できる機能があるため、左手デバイスのボタンに対応するキーを使用したいショートカットに割り当てることできます

そのため左手デバイスで使用できるショートカットを自分の好きなように変更することが可能です。

対してProcreateはショートカットをユーザーが変更する機能がありません

ProcreateのショートカットはEキーが押されたときは消しゴムなどと決まっています。

左手デバイスのボタンにそのキーが割当たっていればショートカットを使用できますが、使用したいショートカットが左手デバイスに割当たっていない場合がほとんどです。

そのためProceateでは左手デバイスは使用できないという言い方をされる場合が多いです。

なお、ボタンにどのキーが割当たっているかは左手デバイスにより異なります。

ボタンにどのキーが割当たっているかを調べるには左手デバイスがペアリングされている状態でメモアプリを立ち上げ、左手デバイスのボタンを押して何が入力されるかを確認することで調べることができます。

現在わたしが左手デバイス使っていない理由

わたしは以前8bitdoを使用していましたが、現在は左手デバイスは使用していません

使用しなくなった理由は

  • iPadクリスタのタッチジェスチャーに左手を使うため左手デバイスを持てない。
  • ツールをあまり切り替えないため、左手デバイスを使用した時短の恩恵があまりない。
  • 左手デバイスを使用しているとソフトウェアキーボードが使用できなくなり、セリフの修正をするためにいちいちペアリングを切る必要があったため煩わしかった。

iPadのクリスタは2本指・3本指タッチで取り消し・やり直し、2本指ピンチで拡大縮小、2本指ローテートでキャンバス回転ができるので、左手デバイスの必要性をほぼ感じません。

わたしは時短のためツールをできるだけシンプルにしておりツールの切り替えがあまり発生しないのも理由の1つです。

3つ目のソフトウェアキーボードが使用できない問題はこちらのツィッターで解決方法が示されています。

左手デバイスが合う人、合わない人

左手デバイスが合う人

  • 自由な姿勢でお絵描きをしたい人
  • 液タブ・板タブを普段使っている、もしくは液タブ・板タブからiPadに移行してきた人で左手デバイスの使用に慣れている人
  • ツールの切り替えを頻繁に行って絵を描く人

左手デバイスが合わない人

  • 左手をジェスチャに使用している人
  • ツールの切り替えをあまり行わずに絵を描く人

この記事を読んでいる初心者の方へ

もしあなたがこれからiPadでお絵描きを始めようと思っている人ならば、左手デバイスは現段階では買う必要はありません

左手デバイスは速く描くためのツールです。

プロの漫画家やイラストレーター、同人誌の原稿をバリバリやっているような常に締切と時間に追われて絵を描いている人でないと使用する恩恵はありません。

クリスタはツールに慣れるまでのハードルが非常に高いため、そこに左手デバイスという新しい要素を加えると物事が複雑になり挫折する可能性が高まります。

まずはクリスタを使用して絵を描くことに慣れましょう。

左手デバイスは必要になったタイミングで購入すれば大丈夫です。

まとめ

左手デバイスは合う・合わないがあります。

まずはクリスタのタッチジェスチャーを使用してみて、それで物足らない人は導入を検討しましょう。

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