【クリスタ】初心者さん向け 厚塗りイラストメイキング講座(前編)

この記事ではCLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ)を利用した

厚塗りイラストメイキングの初心者向け解説を前後編に分けておこなっていきます。

 

もしあなたがパソコンや液タブを持っていなくても大丈夫です。

クリスタはiPadやスマホでも使用できます。

また、クリスタは無料試用期間がありますのでこの機会にぜひ使ってみましょう。 

CLIP STUDIO PAINT EX

この記事の後編はこちら。

完成作品&今回のポイントまとめ

完成イラスト
完成イラスト
  • イラストを描くための資料集めは非常に大事です。あまり調べずにあやふやなまま描くとイラストの説得力がなくなり、あいまいな印象が弱くなったり何を伝えたいのかわかりにくいイラストになってしまいます。
  • 資料集めにはGoogle検索以外にもPinterestや3Dポーズアプリを活用しましょう。欲しい写真が見つからない場合は自分で写真を撮るのも手です。
  • ラフの段階で納得のいく構図・ポーズになるまでしっかり時間をかけましょう。ラフを適当に作成し後の工程でなんとかしようとすると修正に時間がかかったり、そのイラストを最後まで描き続ける意欲がなくなってしまう可能性があります。
  • ブラシできれいに色が塗れない人は塗りつぶしツールや投げなわ塗りツールで色をベタ塗りし色混ぜツールでぼかすというやり方で色を塗るときれいに塗れます。
  • クリッピングやクイックマスクなどの便利な機能は使い方をしっかり覚えましょう。イラストの仕上がりが変わります。

 

イラスト制作の流れ

最初にイラスト制作の大まかな流れにについて説明しますね。

イラスト制作はたいてい以下のような流れで進みます。

  1. テーマ決め
  2. コンセプト決め
  3. コンセプトの落とし込み
  4. 資料集め
  5. ラフ
  6. 下描き
  7. シルエット確認&クリッピングレイヤー作成
  8. 背景
  9. 下塗り
  10. 陰・ハイライト
  11. 主線入れ
  12. 細かい描き込み
  13. 効果描き込み
  14. 最終仕上げ

11の主線入れについては7のシルエット確認&クリッピングレイヤー作成の後に行うこともありますが

今回は主線を強調しないイラストにする予定でしたので色を塗った後に主線を描いています。

 

では実際のイラスト制作の各工程を見ていきましょう。

テーマ決め

まず最初にイラストのテーマを決めます。

テーマとは「このイラストを見る人に伝えたいこと」です。

 

のちほどコンセプトという言葉も出てきて、

「テーマとコンセプトって何がちがうのよ」と思われるかもしれませんのでここで説明すると

  • テーマはそのイラストであなたが伝えたいこと
  • コンセプトはテーマをより見る人に伝えやすくするための手段や方法

という意味です。

 

今回のイラストはイラスト初心者さん向けにイラストの制作過程を説明するためのイラストですので

どんな方にも親しみやすい感じにするために「かわいくて明るい女の子」をメインにしました。

制作時期が夏前だったこともあり全体の雰囲気は「夏のキラキラした感じを伝えるイラスト」にすることに決めました。

コンセプト決め

先ほど決めた「キラキラした夏にかわいくて明るい女の子が描かれた親しみやすいイラスト」というテーマを

わかりやすく伝えるために今回のイラストは以下のようなコンセプトで描くことにしました。

  • 夏っぽい感じ
  • ショートカットの元気な感じの女の子が海辺で水着ではしゃいでいる
  • 女の子はイラストを見ている人の方に笑いかけている

このコンセプトをもとに絵を見た人にわかりやすくコンセプトが伝わるようにするために絵の構成要素を決めていきます。

コンセプトの落とし込み

前段階では各コンセプトがざっくりした状態なのでイラストに描く要素に落とし込んでいきます。

この工程は他の工程から独立して行うわけではなく

後工程の資料集めやラフと並行しながら絵の詳細を決めていきます。

夏っぽい感じ

夏っぽさを演出するために以下の要素をいれていくことにしました。

  • 夏の強い太陽光を表すためのゴースト(丸い光)
  • 空の入道雲(大きなもくもくとした雲。夏によく発生します)
  • 水色を基調とした明るい色づかい

ショートカットの元気な感じの女の子が海辺で水着ではしゃいでいる

元気なショートカットの女の子というコンセプトなので

スポーティーな感じにするために体は全体的に細めで少し筋肉がある感じにしました。

 

海辺については場所が特定できる情報を入れないように空と海だけ描くことにしました。

例えばヤシの木を描くと海外のリゾートっぽくなって高級感が出てしまいキャラへの親近感がなくなりますし、

日本の海水浴場っぽい要素(海の家やカラフルなビーチパラソルなど)を入れると

白い砂浜とエメラルドグリーンの海とちぐはぐになってしまうからです。

 

水着の色は元気さをアピールする色として黄色を選びました。

女の子はイラストを見ている人の方に笑いかけている

絵の中の女の子は画面手前にいる「誰か」に向けて明るい表情を向けてビーチボールを投げようとしています。

 

このイラストは手前にいる「誰か」の視点で描かれていますが「誰か」を特定できる要素をイラストには入れないようにしました。

イラストの手前に「誰か」の手を入れて女の子の行動に慌てている様子を表すという案もあったのですが

手を入れると「誰か」の性別や年齢が特定できてしまいます。

 

たとえば男の人の手を描いてしまうとイラストを見ているあなたが女性だった場合、

「誰か」は自分以外の人になってしまいます。

「誰か」=絵を見ている人=あなた という図式を壊したくなかったのでこの案はボツになりました。

資料集め

コンセプトに合わせて資料を集めていきます。

資料集めは非常に大事で資料を集めずになんとなくイラストを描くと絵の説得力がなくなります。

 

例えば今回のイラストを描くにあたりゴーストの描き方を調べたのですが

わたしはなんとなくゴーストは円ではなく多角形だと思っていました。

実際は人の目で見たときのゴーストは円でカメラを通してみたゴーストは多角形になるらしいです。

(人の目の虹彩の形は円でカメラの絞りの形が多角形だから)

 

ゴーストの仕組みを調べずなんとなくの思い込みで多角形でゴーストを描いていた場合、

カメラに詳しい人には浜辺での記念撮影のイラストに見えてしまう可能性があったわけです。

 

つまり、なんとなくで絵を描かずにちゃんと調べることはとても重要です。

Google検索

情報収集で一番基本となるのはGoogle検索でしょう。

画像や写真は著作権や肖像権で守られている場合がありますので

そのままイラストに使用することはしないようにしてください。

Pinterest

資料を集める際に便利なのがPinterest(ピンタレスト)です。

ピンタレストは画像を探せるSNSで、検索窓にキーワードを入れると関連する画像が表示されます。

表示される画像はGoogleで検索した際に表示される画像と異なるものが多く

Googleで思ったように情報が集まらない場合は利用してみると良いと思います。

Pinterest

ArtPose Pro

人物ポーズの画像がなかなか集まらない場合は3Dモデルで自分で作成するのが良いと思います。

クリスタにも3Dモデルの機能はありますが、

わたしは簡単で動作が軽快なArtPose Proという有料アプリを使用しています。

 

今回のイラストでもArtPose Proで作成した女性の3Dモデルを参考にしました。

3Dモデルの操作はけっこう難しいので欲しいポーズにある程度近づいたらそれでOKにしています。

 

また、3Dモデルで作ったポーズをそのままトレースして使用すると

等身や体型がイメージと違ってしまう場合がありますので、

3Dモデルを参考に自分で描き起こした方が良いと思います。

ArtPose Proのインストールはこちらからどうぞ。

Apple Store – ArtPose Pro

Google Play – ArtPose Pro

スマホやカメラなどで自分で撮影する

3Dモデルでポーズを作るのが難しかったり手の形や顔の角度などの細かい資料が欲しい場合は

自撮り棒を使って自分を撮影するのも良い手段です。

 

三脚になってリモコンがセットになっているものならばスマホから離れた場所から遠隔操作で写真が撮れます。

それほど高いものでもないので一つ持っておくと便利です。

ラフ

ラフとはおおまかなイラストのイメージ図のことです。

 

ラフはイラスト作成の工程の中で一番時間がかかると思います。

ラフで手を抜いたり方向性を間違えると途中でその絵に満足出来なくなり

その絵の描きたさがなくなって絵が完成まで到達しない可能性が高まりますので、

自分の納得できるラフができるまでがんばった方がいいと思います

 

今回のイラストではラフで10案くらい描いています。画像はラフの一部です。

最初のラフは小さいサイズで細かい要素は書き込まなくて大丈夫です。

全体の構図やキャラのポーズを納得するまで考えましょう。

ラフの一部
ラフの一部

ある程度構図やポーズが決まったら、大きいサイズでラフを描いてみます。

先ほどのラフより服装や小物などの細かい要素も描いていきます。

大きく描いてみたらなんか違うなということもありますが根気よくがんばりましょう。

下の画像は体の向きや視線の先が気に入らなかったのでボツになった大きいサイズのラフです。

最終的に完成したラフはこちらです。

完成したラフ
完成したラフ

フォトライブラリからの読み込み

今回のラフはクリスタ以外のアプリ(Procreate)で描いたので、Procreateから出力した画像をクリスタに取り込みます。

取り込み方は上部メニューのファイル>読み込みから行います。

Procreateからフォトライブラリに出力しましたので読み込み先は「フォトライブラリから」を選択しました。

フォトライブラリから読み込み
フォトライブラリから読み込み

下描き

ラフを元に下描きをします。

今回は最終的な線画は色塗りの後に行うので下描きといえど色塗りを行うための基準になります。

手を抜かず最終的な線画に近い形で下描きをします。

下描き
下描き

 

下描きレイヤー

下描きのレイヤーはレイヤーモードを「下描きレイヤー」に変更します。

下描きレイヤーにすることで他のレイヤーに干渉しなくなります。

 

干渉しなくなるというのがどういうことかというと

例えば下描きレイヤーと別に主線レイヤーがあったとします。

塗りつぶしツールでバケツ塗りした際に下描きレイヤーは塗りつぶしツールに認識されないため

主線レイヤーに描かれた線で塗りつぶしができるということです。

 

下描きレイヤーへの変更の仕方は2種類あります。

  • レイヤーウィンドウのえんぴつマークをタップする
  • 上部メニューのレイヤー>レイヤー設定>下描きレイヤーに設定から設定する
レイヤーウィンドウのえんぴつマークをタップする
レイヤーウィンドウのえんぴつマークをタップする
上部メニューのレイヤー>レイヤー設定>下描きレイヤーに設定から設定
上部メニューのレイヤー>レイヤー設定>下描きレイヤーに設定から設定

レイヤーカラーの変更

パーツごとに下描きレイヤーを分けたい場合やキャラと背景で下描きの色を分けたい場合は

レイヤーカラーの変更の機能を使用すると便利です。

 

レイヤーカラー変更の仕方は以下です。

  1. レイヤープロパティウィンドウを開き、効果>レイヤーカラーをタップします。
  2. レイヤーカラーで好きな色に変更します。
レイヤープロパティ運動を開き、効果>レイヤーカラーをタップ
レイヤープロパティ運動を開き、効果>レイヤーカラーをタップ
レイヤーカラーで好きな色に変更
レイヤーカラーで好きな色に変更

 

レイヤーカラー以外にあるサブカラーはなんぞや?というと以下のような使い分けになります。

  • レイヤーカラー:そのレイヤー上の黒色を任意の色に置き換える
  • サブカラー:そのレイヤー上の白色を任意の色に置き換える

シルエット確認&クリッピング用レイヤー作成

線で形が定まったら次にキャラクターのシルエットを確認するために

キャラの形に合わせて適当な色でベタ塗りします。

 

この作業には2つの目的があります。

  • 線画だけではわからないシルエットのおかしな部分に気づいて修正するため
  • ここで作成したレイヤーをクリッピングしてキャラクターの色塗りに使用するため

 

1つ目のシルエット確認はイラストレーターのさいとうなおき先生が紹介されていたテクニックで

線画だけだとなぜか気づかないシルエットのゆがみを色を塗ることによって気づけるようになります。

今回のイラストでもおしりの角度に違和感があることにこの段階で気づいたので

奥側の足の位置を調整しています。

さいとうなおき先生のYouTubeチャンネル

腰の傾きを修正しました
腰の傾きを修正しました

クリッピング

クリッピングとはすぐ下のレイヤーで塗られている部分のみに色を付けることができる機能です。

キャラの形をキチンと形を取っておいたレイヤーをクリッピングして色を塗れば

はみ出しを気にせずに色が塗れます。

 

クリッピングを使用しないではみ出しを気にしながら色を塗るとブラシの入り抜きが変になったり

色むらができやすくなったりしますのでクリッピングの使い方は覚えておいて損はありません。

 

この作業で作成するレイヤーは以降の色塗り作業の基礎になるため

はみ出しや塗り残しがないようにキレイにベタ塗りしましょう。

 

キレイにベタ塗りする方法は色を塗るときはまずはペンツールなどを使用して外周を囲み、

中を塗りつぶしツールでいっきに塗りつぶします。

クリッピングの使い方

  1. レイヤーウィンドウのクリッピングをタップします。レイヤーにピンク色の縦線が入ると下のレイヤーをクリッピングしている状態になっています。
  2. クリッピングレイヤー上で絵を描きます。下のレイヤーで色が塗られている部分にしか色が乗りません。
  3. クリッピングを外すと下のレイヤーで色が塗られている部分以外にも絵が描かれていることがわかります。
レイヤーウィンドウのクリッピングをタップします。レイヤーにピンク色の縦線が入ると下のレイヤーをクリッピングしている状態になっています
レイヤーウィンドウのクリッピングをタップします。レイヤーにピンク色の縦線が入ると下のレイヤーをクリッピングしている状態になっています
クリッピングレイヤー上で絵を描きます。下のレイヤーで色が塗られている部分にしか色が乗りません
クリッピングレイヤー上で絵を描きます。下のレイヤーで色が塗られている部分にしか色が乗りません
クリッピングを外すと下のレイヤーで色が塗られている部分以外にも絵が描かれていることがわかります
クリッピングを外すと下のレイヤーで色が塗られている部分以外にも絵が描かれていることがわかります

 

今回のイラストでは水着の柄の部分にもクリッピングの機能が使用されています。

水着の柄がクリッピングされた状態
水着の柄がクリッピングされた状態
クリッピングを外した状態
クリッピングを外した状態

背景を描く

キャラクターを描いていく前に背景を描きます。

わたしがキャラクターの前に背景を先に描く理由は以下です。

  • 色彩的な理由:背景の面積が大きい場合、背景を先に描いた方が背景とキャラクターの色の配色や配置のバランスが取りやすいから
  • 心理的な理由1:キャラクターを描いた後に背景を描くと、キャラクターを描き切った段階で自分の心理的にやり切った感があって背景の手を抜きがちだから
  • 心理的な理由2:背景が先に出来上がると絵が完成に向かっている実感が湧き、そのイラストを描き切るモチベーションが維持できるから

基本的な色の塗り方

ここでわたしの基本的な色の塗り方について説明します。

わたしは色を塗るときブラシを使うのは最低限にした方がよいと思っています。

わたし自身がブラシ塗りがあまり上手ではないという理由もあるのですが、

ブラシで描くと塗りムラができたりブラシそのままの形が残ってしまったりして

仕上がりの完成度が下がる場合が多いからです。

 

ではブラシを使わずにどのように色を塗っているのかというと、

バケツ(塗りつぶしツール)や投げなわ塗りツールで色をベタ塗りし、ぼかし(色混ぜ)で色を混ぜるを繰り返して塗っていきます

塗りつぶしツール
塗りつぶしツール
投げなわ塗りツール
投げなわ塗りツール
色混ぜツール
色混ぜツール

ほおの赤みをプラスしたり、やわらかい光や陰を描くのにはエアブラシツールが便利です。

エアブラシツール
エアブラシツール

 

下は左がブラシで塗った球、右がバケツとぼかしで塗った球です。

右の方が線画からのはみ出しがなくキレイに見えると思います。

ブラシで塗らない方がきれいに仕上がります
ブラシで塗らない方がきれいにはやく仕上がります

もし油絵の具やガッシュ、水彩絵の具で描いたようなアナログっぽい仕上がりのイラストにしたいならばブラシを使う必要性はあります。

ですがそのときもできるだけ筆跡にクセのない丸筆などのブラシを使い、最後の仕上げにのみ筆跡が残る油絵やガッシュなどのブラシを使った方が良いです。

最初から筆跡が残るブラシで描いてしまうと時間がかかりますし仕上がりがちょっと汚ない感じに仕上がってしまうことが多い気がします。

背景の空と海を描く

塗りつぶしツールと投げなわ塗り、ぼかしを使って背景を描いていきます。

今回の絵のメインは女の子なので背景については使う色を絞り、ざっくりと描いて終わりです。

背景はざっくりと描いて終了
背景はざっくりと描いて終了

下塗り

下塗りでキャラクターに色を配置していきます。

ハイライトや陰、細かい描き込みは別のレイヤーで塗っていきますので、

各パーツの固有色をベタ塗りで塗っていきます。

 

下塗りは一枚のレイヤーで行ってもいいのですが

肌や髪、服などのパーツごとにレイヤーを分けていくと

特定のパーツの色を変更したくなったときに色調補正がしやすかったり

配置がおかしく感じた場合に移動させやすかったりと後の工程で楽です。

 

わたしは下塗りでは後述する「隙間無く囲って塗るツール」や塗りつぶしツールで塗ります。

ブラシツールで塗っていってもいいのですが

塗りつぶしで塗った方が時短になりブラシによる色ムラができずきれいに仕上がります。

パーツごとに分けて塗りつぶしツールで固有色を下塗りしていく
パーツごとに分けて塗りつぶしツールで固有色を下塗りしていく

隙間無く囲って塗るツール

隙間無く囲って塗るツールとはクリスタの素材として配布されている便利ツールのことです。

線画が描かれた状態のイラストを用意し、色を塗りたい部分をざっくり囲むだけで

その部分に的確に色を載せてくれます。

同じ作者さんから何種類か発表されています
nな同じ作者さんから何種類か発表されています

使い方

  1. 色を塗りたい部分を囲って塗るツールでざっくりと囲みます。
  2. 囲った部分のうち線画が閉じている部分に色が塗られます。必要がない部分にも塗られてしまった場合は隙間無く囲って消すツールや消しゴムツールを使用して消しましょう。
色を塗りたい部分を囲って塗るツールでざっくりと囲みます(赤線が囲った範囲)
色を塗りたい部分を囲って塗るツールでざっくりと囲みます(赤線が囲った範囲)
囲った部分のうち線画が閉じている部分に色が塗られます
囲った部分のうち線画が閉じている部分に色が塗られます

隙間無く囲って塗るツールの良いところは線の部分にも色がつくことです。

 

クリスタにもともとある塗りつぶしツールを使用して色を塗ると(いわゆるバケツ塗りのことです)

線画の部分は色が乗らずに白く残ってしまう場合があり、

線画を修正した際にその白が見えてしまうので修正が大変になる場合があります。

線画の不透明度を下げると隙間無く囲って塗るツールの場合は線画の下にも色がキチンと塗られていることがわかります
線画の不透明度を下げると隙間無く囲って塗るツールの場合は線画の下にも色がキチンと塗られていることがわかります

非常に便利で人気があるツールですのでぜひ使ってみてください。

配布先はこちらです。

CLIP STUDIO ASSETS – 隙間無く囲って塗るツール

クイックマスク、選択範囲のストック

髪の毛の部分は肌と光や陰の入り方が違うので

髪の毛の部分だけの選択範囲を作りその選択範囲を利用して後ほど陰やハイライトを入れていきたいと思います。

複雑な形の選択範囲を指定したいときに便利なのがクイックマスクという機能です。

クイックマスク

  1. 上部メニューの選択範囲から「クイックマスク」をタップします。
  2. 選択範囲にしたい部分をペンツールや塗りつぶしツールなどを使用して塗っていきます。描画色は初期設定は赤色ですが、レイヤープロパティのレイヤーカラーで別の色に変更することも可能です。
  3. 選択範囲にしたい部分の色塗りが終わったら、上部メニューの選択範囲>クイックマスクをタップし、クイックマスクに入っているチェックを消します。
  4. 2で赤色に塗った部分が選択範囲になりました。
上部メニューの選択範囲から「クイックマスク」をタップします
上部メニューの選択範囲から「クイックマスク」をタップします
選択範囲にしたい部分をペンツールや塗りつぶしツールなどを使用して塗っていきます
選択範囲にしたい部分をペンツールや塗りつぶしツールなどを使用して塗っていきます
選択範囲にしたい部分の色塗りが終わったら、上部メニューの選択範囲>クイックマスクをタップし、クイックマスクに入っているチェックを消します
選択範囲にしたい部分の色塗りが終わったら、上部メニューの選択範囲>クイックマスクをタップし、クイックマスクに入っているチェックを消します
赤色に塗った部分が選択範囲になりました
赤色に塗った部分が選択範囲になりました

選択範囲のストック&ストックから選択範囲の復帰

  1. 保存したい選択範囲になっている状態で上部メニューの選択範囲から「選択範囲をストック」をタップします。
  2. レイヤー一覧に選択範囲レイヤーが作成され、ストックされた選択範囲の部分が緑色で表示されます。選択範囲を示す色の初期設定は緑色ですが、レイヤープロパティのレイヤーカラーで別の色に変更することも可能です。
  3. 保存した選択範囲を呼び出して使用したいときはレイヤー一覧から該当の選択範囲レイヤーを選択した状態で上部メニューの選択範囲から「ストックから選択範囲を復帰」をタップします。
保存したい選択範囲になっている状態で上部メニューの選択範囲から「選択範囲をストック」をタップします
保存したい選択範囲になっている状態で上部メニューの選択範囲から「選択範囲をストック」をタップします
レイヤー一覧に選択範囲レイヤーが作成され、ストックされた選択範囲の部分が緑色で表示されます
レイヤー一覧に選択範囲レイヤーが作成され、ストックされた選択範囲の部分が緑色で表示されます
保存した選択範囲を呼び出して使用したいときはレイヤー一覧から該当の選択範囲レイヤーを選択した状態で上部メニューの選択範囲から「ストックから選択範囲を復帰」をタップします
保存した選択範囲を呼び出して使用したいときはレイヤー一覧から該当の選択範囲レイヤーを選択した状態で上部メニューの選択範囲から「ストックから選択範囲を復帰」をタップします

下塗り完成

下塗りが完成した状態がこちらの絵です。

下塗りしながら髪の毛の形や水着の形に修正を加えました。

完成した下塗り
完成した下塗り

まとめ

次回はイラストの完成までの記事になる予定です。

具体的には陰とハイライトや線入れ、仕上げ(水着の柄や太陽ゴースト、プリズムの描き方)について解説していきますよ。

今回紹介したテクニックの中でもクリッピングは次回の記事でも多用しますので

使い方をぜひ覚えておいてくださいね。

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使えるようになるまでちょっとハードルが高いクリスタですが

このブログで使い方をくわしく説明しています。

 

クリスタの使い方でわからないことがあったら

わたしのTwitter(@dojinpolaris)の方までお気軽に質問くださいね。