外出自粛やリモートワークが続き毎日家から一歩も出ずに完全に運動不足

コロナ禍のストレスを食でしか解消できなくて太ってしまった

そんな話を大変よく聞きます(わたしもです!)。

 

おうちで手軽にできるフィットネスとして注目を集めているフィットネスゲーム、

SwitchのリングフィットアドベンチチャーやFit Boxing 2が人気ですが

うちSwitchないんだよねという方は話題のスタンドアロンVRゲーム機MetaQuestでプレイする

FitXRはいかがでしょうか。

 

本記事では

  • FitXRってどんなゲームなの?
  • どれくらいお金を払うの?
  • 本当に痩せるの?

といったFitXRをこれからプレイする人に向けての情報を解説しています。

 

わたしはMetaQuest(当時はOculusQuestという名前でした)を
フィットネスゲーム用途として2021年1月末に購入し、

運動をするようになってから2kg程度体重が減少し見た目もだいぶスッキリしたと言われるようになりました。

痩せたのは運動以外にも食事や生活習慣の改善もあるのですが

運動するともっと身体に良いことをしたい!という前向きな気持ちになって

良い循環に入ることができるようになりますよ。

 

運動が続かない、ダイエットを何回も失敗している、ジムを契約してもすぐに行かなくなる

そんなあなたもおうちで手軽に運動をできるようになるときっと運動を続けることができるようになります。

FitXRはMetaQuestでプレイ可能な月額サブスクリプションのフィットネスVRゲームです。

  • FitXRでは現在ボクシングエクササイズとダンスエクササイズがプレイ可能です。
  • プログラムの追加は随時行われ、今後はHIIT(高強度インターバルトレーニング)の実装が予定されています。→2021年5月25日に実装されました。
  • 最初の1週間は無料でプレイが可能です。
  • 言語は日本語も選択可能です。
  • FitXRの運動強度は水泳と同程度です。

FitXRとは

FitXRはMetaQuestでプレイできるフィットネスVRゲームです。

ジムやフィットネススタジオで行われるような本格的なボクシングエクササイズやダンスエクササイズを

家で手軽に飽きずに行えることを目的として開発されました。

 

FitXRを動かすゲーム機MetaQuest

PCなどの他の機器を必要としない単独で使用できるVRヘッドセット

2020年秋に発売されて以来、初めてVRゲームに触れるVR初心者の方や

PCから離れた場所でVRゲームをプレイしたいVRゲームマニアの2台目のVRヘッドセットとして

人気を博しています。

 

Oculus Store -FitXR 

FitXRのプレイ画面

言葉で説明するより実際のプレイ画面を観てもらった方がどんなゲームなのかわかりやすいと思いますので

わたしがボクシングエクササイズをプレイした映像を掲載しますね。

FitXRのプレイ映像

音楽に合わせて近づいてくるターゲットをパンチでたたき、迫ってくる障害物をスクワットでかわします。

 

ターゲットの形によりたたく方向が決まっており、パンチのスピードの速さとタイミングで得点が決まります。

失敗せずに連続でたたける・かわせるとストリー(コンボのこと)が増えていきボーナスが入ります。

 

動き自体は単純ですが、音楽に合わせてうまくパンチが決まったときの爽快感や

曲やプレイ時間が豊富にあることで飽きずに続けられます。(曲は順次追加されています)

FitXRのサブスクリプション料金は?

FitXRはサブスクリプション制になっており月額料金は9.99ドル(2021/5現在)です。

毎月1,000円近く払うのは正直高いかな?という気が個人的にはしますが

機能も随時追加されており今後は話題のHIIT(高強度インターバルトレーニング)もメニューに加わるそうです。

→追記:2021年5月25日にHIITトレーニングが実装されました。


FitXRのHIITトレーニングについての記事はこちら
 

また、毎月の料金が高いからこそできるだけ毎日プレイしようという気持ちになります。

ジムの会員になるよりは断然安いですし(そもそもうちの周りにジムはないのですが)

コロナ禍で外出しにくい現状ではとても良い運動機会になるのではないでしょうか。

最初の1週間は無料でプレイ可能

いきなりサブスクリプションを契約するのはためらってしまうと思いますが

大丈夫です!最初の1週間は無料でプレイ可能です。

1週間試して自分には合わないな〜と思ったら契約を解除すれば課金されることはありません。

BOXVRとの違い

もしかしたら「BOXVRってソフトとFitXRって似てるなぁ」と思った人もいるかもしれません。

FitXRはBOXVRがMetaQuest版のみ改名した名称です。

 

SteamOculus Store(Rift)ViveportPlayStation VR(PSVR)などの各VRストアでは

BOXVRが現状も配信中です。

MetaQuest版ではFitXRのみが現在配信されています。

 

FitXRはBOXVRが改名しただけなのかというとそういうわけではなく、

ボクシングエクササイズの機能面や見た目は改良されていますし

ダンスエクササイズはFitXRにのみ実装されています。

FitXRとBeat Saberの違い

このブログでMetaQuestで遊べる運動用ゲームとしてBeat Saberを以前おすすめしましたので

FitXRとBeat Saberはそれぞれどのように良いかを解説します。

Oculus Store - Beat Saber

FitXRの方が良いところ

曲の切れ間がないので短時間で運動できる

Beat Saberは曲ごとにプレイしますので3〜10分程度でプレイが終了します。

次の曲を選んでいる間に体が冷めてしまうので汗が出るまで運動するのにちょっと時間がかかってしまいます。

また、遊び慣れてくると曲を選ぶのがちょっと面倒になる時があるんですよね・・・。

 

一方、FitXRはプログラムごとに時間が設定されており、短いものは3分、長いものは30分です。

長時間のプログラムを選べばその間は休みなく動き続けますので、

30分のプログラムが終わったときはだいたい汗ダラダラでクタクタになります。

プレイに集中できる

Beat Saberはカスタム曲で自分の好きな曲が追加できるのが大きなメリットではあるのですが

(カスタム曲については後ほど説明します)

好きな曲ばかり繰り返しプレイすることになってしまい、

そのうちプレイしながら別のことを考えられる余裕ができてしまいます。

運動している間は日常の考え事から離れてリフレッシュしたいので、

わたしはこれがあまり好きではないんですよね・・・。

 

FitXRのプログラムで使用されている曲は海外のメジャーやインディーズの曲ですが

日本人にあまりなじみのない曲ばかりなので

慣れることがなく毎回新鮮な気持ちでプレイができます。

繰り返し同じプログラムをプレイするならさすがに慣れるでしょうが

新しいプログラムが随時追加されるので同じプログラムを繰り返しプレイする必要は特にないでしょう。

 

ちなみにBeat Saberの曲の追加は楽曲追加パックを購入するか

自分でカスタム曲を追加しないと増えていきません。

ゲームアップデートで曲が追加されることもありますがそんなにたくさん追加されるわけではありません。

 

Beat Saberを音ゲーではなくフィットネスゲームとしてプレイするときは

曲追加を少々面倒に感じる場合があるかもしれません。

Beat Saberの方が良いところ

カスタム曲で好きな曲を追加できる

FitXRは自分の好きな楽曲を追加する機能は現状はありません。

前身のBOXVRでは「マイワークアウト」という機能で

好きな曲をアップロードして運動できる機能がありましたが

FitXRで同様の機能が実装されるかの公式アナウンスは今のところありません。

 

一方、Beat Saberはカスタム曲というMOD(有志が作ったプログラム)で好きな曲を追加することが可能です。

好きな曲で運動できるのはテンションが上がりますし

運動を続けるモチベーションになるかもしれませんね。

 

カスタム曲を追加できるようにするにはパソコンとOculusQuest2を繋げたり少々面倒な手順があるので、

パソコンやITが苦手な方はBeat Saberでカスタム曲をプレイするのは難しいかもしれません。

 

Beat Saberについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

FitXRの操作

FitXRを実際プレイする際の操作について解説します。

FitXRは現在はボクシングエクササイズダンスエクササイズ、HIIT(高強度インターバルトレーニング)の3つが行えます。

マルチプレイではコードを入力して友人と一緒にプレイすることが可能です。

起動直後の画面
起動直後の画面
メニュー選択するとプログラム選択画面に変わります
メニュー選択するとプログラム選択画面に変わります
プログラムはフィルターをかけて探すことが可能です
プログラムはフィルターをかけて探すことが可能です
プログラムを選択すると消費カロリーや過去のハイスコアが表示されます
プログラムを選択すると消費カロリーや過去のハイスコアが表示されます
ボクシングの場合は3つのスタジオ(プレイ中の環境)から選択が可能です
ボクシングの場合は3つのスタジオ(プレイ中の環境)から選択が可能です

BOX(ボクシングトレーニング)

次にボクシングトレーニングの実際の画面を見ていきましょう。

今回のスタジオはエレベートパーク(昼)を選択しました。

 

プレイ中の画面
プレイ中の画面

プログラムが開始すると足を右前にするか左前にするかが表示されます。

プログラム中にも同様に足を置き換える指示が出ます。

 

画面の奥側の左側に残り時間が表示されます。

中央には

  • ポイント
  • ストリー(コンボのこと)
  • 最大ストリーク(最大コンボ数)
  • レベル(プレイに応じて0から10まで上昇)

が並びます。

画面の右側はプレイ中の曲名とアーティスト名、

一緒にプレイしている他のプレイヤーのポイントランキングが表示されます。

(プレイヤー名はマスキングで隠しました)

画面の下部にはパンチのスピードメーターが表示されています。

FitXRのポイントはパンチのタイミングとパンチのスピード、コンボ数により計算されます。

 

パンチのスピードが一定以上出ていないと当たっていてもコンボにカウントされないので

とにかく速いスピードでパンチをすることが重要です。

左右に3人ずつ他プレイヤーのアバターが表示されます
左右に3人ずつ他プレイヤーのアバターが表示されます

自分の左右に他のプレイヤーアバターが6名分並びます。

他のプレイヤーは同時刻に同じプログラムをプレイしているわけではなく、

他人のプレイデータをゲーム側で保持していて表示させているものです。

(プレイヤー名はマスキングで隠してました)

丸いターゲットはどの方向からパンチをしてもOK
丸いターゲットはどの方向からパンチをしてもOK

実際のプレイ中の画面です。

画面の奥からターゲットや障害物が流れて来ますのでタイミングよくパンチや回避を行います。

水色のターゲットは左手、黄色のターゲットは右手でたたきます。

 

丸いターゲットはどの方向からパンチをしてもOKです。

速いスピード( 3.3m/s以上)でタイミングよくパンチが当たると心地よい破裂音とともに火花が上がります。

きのこ型のターゲットは光っている部分をたたきます
きのこ型のターゲットは光っている部分をたたきます

丸いターゲット以外にきのこ型のターゲットが流れてくる場合があります。

その場合は光っている部分を5.1m/s 以上のスピードでたたく必要があります。

 

光っている場所によりたたき方が以下のように変わります。

  • 右(必ず黄色のターゲット。右手で右から左へパンチ)
  • 左(必ず水色のターゲット。左手で左から右へパンチ)
  • 下(黄色と水色両方ある。下から上へパンチ)

これら以外にも斜め下方向にたたくきのこ型のターゲットがあります。

障害物はスクワットで回避
障害物はスクワットで回避

障害物はスクワットで回避しましょう。

地面に並行な障害物以外に左右どちらかに傾いた障害物も飛んできます。

障害物はコンボ数としてカウントされます。

 

ターゲット、障害物以外に左右の手の形のガードポーズが飛んでくることがあり、

その場合は構えのポーズをとります。ガードもコンボ数にカウントされます。

プログラムが終了するとそのプログラムのレベル、ポイント、ランキングが表示
プログラムが終了するとそのプログラムのレベル、ポイント、ランキングが表示

プログラムが終了するとそのプログラムのレベル、ポイント、ランキングが表示されます。

DANCE(ダンストレーニング)

ダンストレーニングもボクシングと同様、プログラムを選んで開始します。
ダンストレーニングもボクシングと同様、プログラムを選んで開始します。
現在、選べるスタジオは1つのみです
現在、選べるスタジオは1つのみです
前に先生のお手本が表示されますので、先生の動きに合わせて踊ります。
前に先生のお手本が表示されますので、先生の動きに合わせて踊ります。

FitXRに関するQ&A

Q. FitXRで本当に痩せるんですか?

各プログラムの消費カロリーが表示されます
各プログラムの消費カロリーが表示されます

A. FitXRの消費カロリーは水泳と同程度です。

痩せるかどうかは運動だけでなく食生活やその他の生活習慣によっても変わってくると思うので

FitXRの消費カロリーについて伝えたいと思います。

 

体重50kgの人がFitXRのintermediate(中級)15分のボクシングプログラムを最後まで行うと

100kcal程度のカロリー消費です。

体重50kgの人が100kcal消費するには水泳で15分必要なので、

FitXRは水泳と同程度の消費カロリーということです。

水泳は運動の中では運動強度が高い部類に入りますので、

FitXRはかなり良い運動になると言えると思います。

Q. マンション住まいだが、FitXRプレイ時に足音などの騒音の心配はありませんか?

A. ボクシングでは足をほぼ動かさないので騒音の心配はありません。ダンスは内容によっては騒音の可能性も有り。

ボクシングエクササイズでは足の位置はほぼ固定されるので騒音が発生する心配はありません。

 

ダンスエクササイズの場合はステップを踏むので、

木造マンションだったり体重が重めの人の場合は階下に響くような騒音が発生するかもしれません。

騒音が心配な場合は厚めのヨガマットなどを敷いてプレイすると良いと思います。

Q. 汗だくになったらMetaQuestがニオわない?

A. ニオう場合もあるようなので心配なら汗対策グッズを用意するとgood。

MetaQuestの顔に当たる部分のウレタンは水分をあまり吸い込まない素材なのでニオいにくいと思いますが

気になる場合は汗対策グッズを利用してください。

 

ニオイ対策以外にも家族でMetaQuestを使い回す場合や

遊びに来た友人に使ってもらう場合などは衛生的にも使った方がいいかもしれません。

FitXR日本語版の開始時の注意点

MetaQuestを持っているし、とりあえず無料体験でFitXRやってみるか!という人に向けて

わたしもハマったFitXR日本語版開始時の注意点をお伝えします。

 

FitXRをインストールしおわって初回起動をする際

最初の画面で言語選択をするのですがここでは日本語を選択せず英語を選んでください。

 

ここで日本語を選択するとローディング画面から進まずにプレイを開始できないという問題が発生します。

 

後から言語変更ができますのでそこで英語から日本語に変更してください。

まとめ

わたしはFitXRのサブスクリプション契約をしてから大体毎日プレイしています。

毎日プレイを続けるコツはプレイするまでのルーティーンを決めてしまうことです。

わたしは夕食を食べたあとにお風呂に入る習慣がもともとあったのですが

夕食とお風呂の間にFitXRをプレイするようにしたら自然と続くようになりました。

1日の中のヒマな時間にやろうと思うとやらずじまいになるので、

もともとある習慣に新しい要素を組み込むとうまくいきますよ。

  

また、FitXRのプレイを始めた当初は腕が筋肉痛になるかもしれませんので

痛い場合は無理せずFitXRでの運動をお休みして

ウォーキングなどの別の運動をするようにしてくださいね。