【ブレンドモード ステップアップ講座6】 色相、彩度、カラー、輝度

クリスタの合成モード28種類について順番に解説している記事も6パート目になりました。

本記事では以下4つの合成モードについて解説します。

  • 色相
  • 彩度
  • カラー
  • 輝度

本記事は基本からステップアップしたい人向けの内容になっていますので

クリスタの合成モードを使いこなしたい人はまずはパート1の記事をご参照いただくと良いと思います。

今回紹介する合成モードは使い所が限定されるため、知識としてこういう効果があるんだなと覚えておくくらいで大丈夫です。

  • クリスタの合成モードについてすべてを使いこなしている人はプロでもほとんどいないので、基本的な合成レイヤーの使い方さえ覚えていればイラストを描くのに問題はありません。使いたいものや気になるもののから効果を覚えていきましょう。
  • 今回ご紹介する合成モードの中では「カラー」が使えるようになると良いと思います。

  • 色相:色相レイヤーの色相を適用します。あまり使い道がありません。
  • 彩度:彩度レイヤーの彩度を適用します。こちらもあまり使い道がありません。
  • カラー:グリザイユ画法の固有色をのせるときに使用します。
  • 輝度:カラーイラストを美しくグレースケール化するのに使用できます。

用語の意味の確認

色相・彩度とは

色相、彩度の意味は以下です。

  • 色相:色味の違い
  • 彩度:色の鮮やかさの度合い
カラーサークルでの色相・彩度・明度
カラーサークルでの色相・彩度・明度

クリスタのカラーサークルでいうと

  • 色相は周りの輪
  • 彩度は中央の四角の左右(左から右へ高くなる)

にあたります。

輝度とは

RGBで色を表現するとき、

R(Red:赤)、G(Green:緑)、B(Blue:青)のそれぞれについて、

0から255までの間のいずれかの値を取ります。

 

0から255の値が何を意味するのかというと、輝度(その色の輝き)を表しています。

  • 最低値の0は輝きがゼロ
  • 最高値の255のは輝きがMAX

 

RGBで黒を表現する場合、

R(Red:赤)、G(Green:緑)、B(Blue:青)はすべて0(最低値、輝き0)です。

これをRGB値で(0,0,0)と表します。

RGBで白を表現する場合、

R(Red:赤)、G(Green:緑)、B(Blue:青)はすべて255(最高値、輝きMAX)です。

これをRGB値で(255,255,255)と表します。

色相

色相レイヤーを重ねたとき、以下のように処理します。

  • 色相:色相レイヤーの色相を適用
  • 彩度:下のレイヤーの彩度を適用
  • 輝度:下のレイヤーの輝度を適用

 

下のレイヤーが白や黒、グレーの場合は色は変化しません。

色相を使うのはこんなシーン

正直あまり使い所がない合成モードです。

彩度

彩度レイヤーを重ねたとき、以下のように処理します。

  • 色相:下のレイヤーの色相を適用
  • 彩度:彩度レイヤーの彩度を適用
  • 輝度:下のレイヤーの輝度を適用

下のレイヤーが白や黒、グレーの場合は色は変化しません。

彩度を使うのはこんなシーン

こちらもあまり使い所がない合成モードです。

カラー

カラーレイヤーを重ねたとき、以下のように処理します。

  • 色相:カラーレイヤーの色相を適用
  • 彩度:カラーレイヤーの彩度を適用
  • 輝度:下のレイヤーの輝度を適用

カラーを使うのはこんなシーン

グリザイユ画法で使用される合成モード
グリザイユ画法で使用される合成モード

カラーはグリザイユ画法で固有色をつける場合に使用されます。

グリザイユ画法では明暗や濃淡はグレーでつけるため、

比較的くすみにくいカラーレイヤーを使用して色付けを行われる場合が多いようです。

輝度

輝度レイヤーを重ねたとき、以下のように処理します。

  • 色相:下のレイヤーの色相を適用
  • 彩度:下のレイヤーの彩度を適用
  • 輝度:輝度レイヤーの輝度を適用

輝度を使うのはこんなシーン

下の画像でもっとも明るく見える色ともっとも暗く見える色はそれぞれなんでしょうか。

色によって明るさの見え方が違う
色によって明るさの見え方が違う

黄色がもっとも明るく見え、青がもっとも暗く見えると思います。

このように色ごとに明るく見えるものと暗く見えるものがあります。

虹色をグレー化した比較
虹色をグレー化した比較

上の画像は一番左の虹色を3つの手段でグレースケールに変更したものです。

元の虹色の色による明るさと暗さを表現しているのは左から2番目と一番右です。

右から2番目は同じ色のグレー1色になっていますね。

グレー1色になってしまったのは色ごとの明るさの違いを考慮せずにグレースケール化したからです。

もしカラーイラストをグレースケールに変更しなければいけないケースに遭遇した場合、

  • レイヤープロパティで表現色をグレーに変更する(画像の左から2番目)
  • レイヤーの合成モードを輝度に変更する(画像の一番右)

上記いずれかの手順を実行するとカラーイラストをきれいにグレースケールにできます。

レイヤープロパティで表現色をグレーに変更する
レイヤープロパティで表現色をグレーに変更する
レイヤーの合成モードを輝度に変更する
レイヤーの合成モードを輝度に変更する

やってはいけないグレースケール化の方法は色調補正「色相・彩度・明度」で彩度を落としてグレースケール化することです。(右から2番目)

色調補正「色相・彩度・明度」で彩度を落としてグレースケール化する
色調補正「色相・彩度・明度」で彩度を落としてグレースケール化する

クリスタではカラーイラストをグレースケール化するには

レイヤープロパティで表現色をグレーに変更するが一番手軽ですが

他のイラストアプリではこの機能がない場合がありますので、

そのときは合成モード「輝度」を使用してグレースケール化してください。

まとめ

今回は使い所が難しい合成モードが多かったですね。

色に関する知識の部分は抑えておくと役に立ちますよ。

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