同人誌即売会にサークル参加する時、当日のスペースでどんな頒布物があるかの一覧、

お品書きがあるとあなたのサークルに買い物に来る人に非常に便利です。

 

私はデザインセンスがないからお品書きを作るのがちょっとおっくう・・・。

 

そんな風に思っているあなた!

Canvaを使うと簡単にステキなお品書きを作成できてしまうことをご存じでしょうか。

 

この記事では無料で使えるデザインツールCanvaを使ってサークスのお品書きを作る方法を解説しています。

Canvaを上手に使ってオシャレなお品書きを準備して

たくさんの人があなたのサークルスペースに訪れて充実した即売会参加になるように

さっそくCanvaでお品書きを作ってみましょう!

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無料のデザインツールCanvaを利用するとオシャレなお品書きが短時間で作成可能

  • Canvaはオンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。
  • ブラウザで動くPC版とスマホやタブレット用のアプリ版があります。
  • 個人利用・商用利用ともに可能です。
  • 無料でも使用できますが使用できる画像に制限があるため、有料ユーザー(Proプラン)の無料トライアルをまずは利用すると良いでしょう。

 

お品書きとは

Canvaで作ったお品書きサンプル
Canvaで作ったお品書きサンプル

そもそもお品書きとはなんぞや?と言いますと、

参加する同人誌即売会の名称や開催日時、サークル名やスペース番号と

頒布する同人誌やグッズなどの情報を一枚にまとめたものです。

 

飲食店でもそのお店が提供する料理メニューのことをお品書きと言ったりしますよね。

あなたのサークルの活動情報を他の人にわかりやすく伝えるために使用するのがお品書きです。

 

即売会までにお品書きをSNSにアップすれば

そのイベントに参加する人はお品書きを見て

当日あなたのスペースに行くかどうか、なにを買うかを決める資料になるでしょう。

 

即売会当日にお品書きを印刷したものをスペースに展示しておくと

スペースに来てくれた人に頒布物の価格をわかりやすく提示できます。

Canvaとは

今回はお品書きをデザインツールCanvaを使用して作成します。

 

Canvaはオンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。

グラフィックツールと聞くとAdobeイラストレーターやPhotoshopを想像して

難しそうと思う人もいるかもしれません。

 

CanvaはPowerPointやGoogleスライドが使用できる人であれば問題なく使いこなせると思います。

本記事で基本的な使い方を説明していますので、

PowerPointやGoogleスライドを使ったことがない方も安心してください。

 

Canvaにはオシャレなテンプレート素材が大量に用意されているので

自分のイメージに近いものを選び、

必要な画像やテキストを入れて配置を整えたらもう完成です!

 

Canvaはブラウザで動くPC版とスマホやタブレット用のアプリ版があり、

同じアカウントでログインすればデバイス間でデータを共有することも可能です。

Canvaの利用規約

Canvaは個人利用・商用利用ともに可能です。

Canvaを使って同人誌の表紙やポスター、お品書きを作ることも問題ありません。

 

ただしなんでもかんでもOKというわけではなく、

商標に使ってはいけないなどの制限はあります。

詳しくは利用規約を確認してほしいのですが、

Canvaの規約類は英語のものが多いのでヘルプセンターにある日本語のページへのリンクを貼ります。

Canvaヘルプセンター - ライセンス、著作権、Canvaの商用利用

Canvaの無料プラン・有料プランについて

Canvaには有料プランがあり、有料プランになると以下のような特典があります。

  • Canva上のすべての素材が利用可能(無料プランでも有料素材を都度購入して利用は可能)
  • 好きなフォントをアップロードして使用可能
  • 背景透過が使用可能
  • 保存時に画像の圧縮サイズの指定が可能
  • デザインのサイズや解像度の変更が可能
  • クラウドストレージの容量が追加 などなど・・・

くわしくはCanvaのプラン比較のページをご参照ください。

 

最初の有料プランだとすべての素材が利用可能なのが一番影響が大きいと思います。

オシャレだなぁ、使いたいなぁと思う素材はだいたい有料素材です。

 

ただしCanvaは有料ユーザー(Proプラン)の無料トライアルが用意されており、

PC版だと30日間、アプリ版だと14日間、有料のProプランが無料で使用できます。

PC版の無料トライアルの画面(30日間無料)
PC版の無料トライアルの画面(30日間無料)
アプリ版の無料トライアルの画面(14日間無料)
アプリ版の無料トライアルの画面(14日間無料)

 

PC版とアプリ版で無料トライアルの日数が違う理由について公式から特に言及はありません。

 

有料プランの料金もPC版とアプリ版で違うので

(Proの月額料金はPC版は1,500円、アプリ版は1,250円)

決済方法の違いによる手数料の違いとかで価格が異なり、

PC版は月額料金が高い分、無料トライアル期間が長いとかそんな理由なのかなぁと思います。

PC版だとCanva Proの月額料金は1500円
PC版だとCanva Proの月額料金は1500円

アプリ版の月額料金は2つ上の画像に記載があります。

 

PC版とアプリ版でアカウントは共有のため課金情報も共有されています。

一番お得なのは、PC版で30日間の無料トライアルをして、

トライアル終了後はアプリ版でProプランを契約する方法です。

 

無料トライアルで利用を終了する場合は最終日までにキャンセルを忘れずに!

Canvaの利用開始方法

では早速Canvaを使ってみましょう。

PC版とアプリ版でそれぞれ説明しますね。

PC版の場合

1. Canvaのページにアクセスします。

下記バナーから開けます。

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2. 右上の「登録」ボタンをクリックします。

右上の「登録」ボタンをクリック
右上の「登録」ボタンをクリック

3. GoogleやFacebookのアカウント連携かメールアドレスでCanvaのアカウントを作成すれば完了です!

 GoogleやFacebookのアカウントを持っているならアカウント連携させるのが楽チン。

アカウントを作成して完了
アカウントを作成して完了

アプリ版の場合

1. アプリをインストールします。

App Store(iPhone,iPad)、GooglePlay Storeアプリで「canva」と 検索するか、下記リンクからCanvaをインストールします。

App Store(iOS、iPadOS)

GooglePlay Store(Android)

Canvaアプリをインストールする
Canvaアプリをインストールする

2. GoogleやFacebookなどのアカウント連携かメールアドレスでCanvaのアカウントを作成すれば完了です!

アカウントを作成して完了
アカウントを作成して完了

Canvaでのお品書きの作り方

では実際にお品書きのサンプルを作る手順を解説しますね。

お品書きに必要な情報

まずはお品書きに掲載する情報を確認しましょう。

 

Pixivなどに掲載されているお品書きを見ると

だいたい以下のような内容が書かれている場合が多いです。

  • 参加イベント名
  • イベント開催日時
  • イベント開催場所
  • サークル名
  • サークルスペース番号
  • 注意事項(18禁本を購入の場合は身分確認証が必要です、できるだけお釣りがないように支払いをお願いします など)
  • タイトルや名称
  • 新刊・既刊(発行日情報)
  • 表紙、グッズの写真などの画像
  • 価格
  • サイズ
  • ページ数
  • ジャンルやカップリング
  • 全年齢・18禁の表記

表紙画像やグッズの写真は必ず入れた方がいいですね。

 

用意する画像や写真のサイズについては

表紙画像なら50%くらい縮小して出力したものでも大丈夫です。

お品書きを作るときに注意すること

お品書きはパッと見て情報が伝わるように以下のことを意識しましょう。

  • 小さい文字を使わない
  • 情報が多い場合はできるだけ簡略化、どうしても入れるのが難しい場合は切り捨てる

当日のサークルスペースに印刷したお品書きを置く場合、出力サイズはA4サイズくらいでしょうから

A4サイズに印刷されたお品書きが1メートルくらい離れた場所から見て

読み取れるくらいの文字の大きさが必要です。

Canvaの操作方法

CanvaはPC版もアプリ版も操作はほとんど変わりません。

今回はiPadのCanvaアプリのスクショを使用して説明します。

デザインのサイズを決める

お品書きの大きさは自由ですが、A4サイズくらいがいいでしょう。

Canvaのホーム画面の右上の「デザインを作成」をタップし「チラシ」を選択します。

チラシ(210 x 297 mm)はちょうどA4サイズです。

「デザインを作成」から「チラシ」を選択
「デザインを作成」から「チラシ」を選択

テンプレートを選択する

テンプレートを選んでお品書きのデザインの大枠やレイアウトを決定しましょう。

好きなものを選んでもらって大丈夫ですが、

文字や画像を配置する場所が白背景のテンプレートを選ぶと

表紙や写真の透過(画像の不要な部分を透明にすること)をする手間が省けます。

好きなテンプレートを選ぶ
好きなテンプレートを選ぶ

選択したテンプレートは2ページありましたが最初のページだけ使用します。

使う方のテンプレートページを選ぶ
使う方のテンプレートページを選ぶ
レイアウトを始める準備が整いました
レイアウトを始める準備が整いました

表紙などの画像をアップロードする

表紙やグッズの画像をCanva上にアップロードしましょう。

左端のメニュー>アップロード>メディアをアップロードから画像をアップロードします。

左端のメニュー>アップロード>メディアをアップロードから画像をアップロード
左端のメニュー>アップロード>メディアをアップロードから画像をアップロード
表示画像のアップロードが完了しました
表示画像のアップロードが完了しました

文字と画像をレイアウトする

テンプレートにもともとあった文字レイアウトを利用してお品書きに必要な情報を入れていきましょう。

テンプレートの文字はグループ化されていてそれぞれを別に動かすことができなくなっている場合があります。

テキストをタップして選択した状態で「グループ解除」をタップすると

それぞれのテキストを好きな位置に配置することができるようになります。

テキストのグループを解除します
テキストのグループを解除します

テキスト部分をダブルタップすると入力画面になりますので、テキストを修正していきましょう。

テキスト部分をダブルタップすると入力画面
テキスト部分をダブルタップすると入力画面

フォントの種類を変更したい場合はフォントのプルダウンから選択します。

欧文フォントが使用されている箇所に日本語を入力する場合は日本語フォントに変更しましょう。

好きなフォントを使用してもらって大丈夫ですが、

あまり個性的なフォントだと読みにくい場合があります。

素材を利用して装飾を追加する

「新刊」「R-18」などのお品書きの中でも目立たせたい内容は素材を利用すると良いでしょう。

左端のメニュー>素材>検索窓で使いたい素材を探します。

ピッタリ合う素材が見つからない場合は素材とテキストを組み合わせて自分で作る手もあります。

左端のメニュー>素材>検索窓で使いたい素材を探します
左端のメニュー>素材>検索窓で使いたい素材を探します

素材は色を変更することも可能です。

現在のデザインに使用されている色が自動で表示されるのでその中から選ぶと

使う色数が少なくなりスッキリとしたデザインになるのでオススメです。

素材の色を変更することも可能
素材の色を変更することも可能

素材の透過により下の画像が透けてしまっている場合

今回使用した「New!」の素材は文字部分が透明なため、下に配置した表紙画像の一部が文字部分に透けて見えてしまっています。

このような場合、白色の素材を追加しそれを「New!」と表紙画像の間に置くことで文字部分の透けをなくすことができます。

白色の素材を選択した状態で配置>背面へをタップしてください。

下に配置した表紙画像の一部が赤枠の文字部分から透けて見えてしまっています。
下に配置した表紙画像の一部が赤枠の文字部分から透けて見えてしまっています。
白色の四角形の素材を配置します。
白色の四角形の素材を配置します。
白い四角形の素材を配置で背面に送ります。
白い四角形の素材を配置で背面に送ります。
文字部分の透けがなくなりました。
文字部分の透けがなくなりました。

テキストを追加する

もともと配置されていたテキストを使用するのではなく、

新たにテキストを追加したい場合は左端のメニュー>テキストから追加します。

左端のメニュー>テキストから追加
左端のメニュー>テキストから追加

本の情報は1冊分を入力してそれを複製して他の本の分を入力すると速いです。

テキストを複製して作業スピードUP
テキストを複製して作業スピードUP

レイアウトを整える

最後にレイアウトを整えましょう。

各パーツの配置を移動するとピンク色のガイドラインが自動で表示されます。

このガイドラインをうまく利用してレイアウトを整えます。

 

以下を気をつけるとスッキリとした見やすいレイアウトになります。

  • 素材のサイズとテキストの文字幅をそろえる
  • 中心をそろえる
  • 余白のサイズをそろえる
  • 色数を絞る
  • フォントをできるだけ統一する

完成したお品書きを保存しよう

最後に完成したお品書きを保存しましょう。

右上のマーク>名前を付けて保存をタップします。

右上のマーク>名前を付けて保存をタップ
右上のマーク>名前を付けて保存をタップ

SNSにアップする場合はJPG、印刷して使用する場合はPDFを選択して保存します。

SNSにアップする場合はJPG、印刷して使用する場合はPDFを選択して保存します。
SNSにアップする場合はJPG、印刷して使用する場合はPDFを選択して保存します。

【番外】無料プランの弊害

すでに気づかれている方もいると思うのですが、

お品書きの画像の背景が最初のものからいつのまにかに別のものに変わっています。

 

これはCanva無料プランあるあるで

作成完了して保存しようとしたら有料素材が含まれていた

というお手本のようなミスをしてしまったからです。

完成して保存しようとしたらまさかの有料画像なのでお支払いに進んでくださいのメッセージ
完成して保存しようとしたらまさかの有料画像なのでお支払いに進んでくださいのメッセージ

ですので背景を無料のものに差し替えました。

有料背景の場合、格子模様が入っているので皆さん気をつけてくださいね。

(わたしは普通にこういう模様の背景なのだと思って進めていました)

デザインに大きく影響がある部分が有料素材じゃなくてよかったですね
デザインに大きく影響がある部分が有料素材じゃなくてよかったですね

完成したお品書きの使い方

イベント前にSNSにアップする

TwitterやPixivなどにお品書きをアップして宣伝に使いましょう!

イベント名や「お品書き」のタグをつけると見てもらえる確率がUPしますよ。

イベント当日にサークルスペースに設置する

お品書きはネットプリントや自宅のプリンターで印刷して

硬いクリアケースに入れてスペースに立てて置くと値札の代わりになります。

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まとめ

人によってはイベント前のバタバタした時期にお品書きなんて作れない!という人もいるかもしれません。

でもせっかく作った新刊もちゃんと宣伝をしないとあなたの本を欲しい人に情報が届きません。

なのでお品書きって結構重要なんですよ。

Canvaを使って短い時間でステキなお品書きを作れるようになってくださいね。

とりあえず無料トライアル期間でCanvaに触ってみましょう!

有料プランをキャンセルする場合は無料トライアル期間の終了日に気をつけてくださいね。

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