本記事ではiPad版ibisPaint Xでフォントを追加する方法を解説します。
ibisPaint Xは無料で使用できるお絵描きアプリです。
フォントの追加方法は他のお絵描きアプリと比べると異なる点が多くあります。
ibisPaint Xアプリから直接フォントをインストールし、インストールしたフォントはibisPaint Xアプリでのみ使用が可能です。
本記事を読むとibisPaint Xで多彩なフォントを使用する方法がわかりますよ。
ibisPaint Xは1.フォント一覧 2. 外部サイト 3.共有機能の3つの方法でフォントを追加できます。
- ibisPaint Xはフォント一覧の中の「追加フォント(日本語/その他)」の項目で追加インストールできるフォントが一覧形式で確認できます。
- ibisPaint Xのフォント追加機能から外部のフォント配布サイトに移動するとフォントデータをダウンロードする際にインストールが自動で行われます。
- フォントデータをあらかじめダウンロードしておきiPadの共有機能からibisPaint Xを選択する方法でもフォントの追加が可能です。
- フォントインストールアプリやフォントプロファイルインストールアプリを使用してiPadにインストールしたカスタムフォントはibisPaint Xでは使用できません。またibisPaint Xで追加インストールしたフォントは他のアプリで使用することはできません。
ibisPaint Xのフォント一覧について
ibisPaint Xの文字入れツール>文字>フォントをタップするとフォントの一覧が表示されます。
上から以下の順で表示されています。
- Webフォント(日本語/その他):フォント追加方法のうち「2. 外部サイト」「 3.共有機能」で追加したフォント。
- プリインストール(日本語/その他):iPadの組み込みフォント(iPad購入時点ですでにインストールされているフォント)。
- 追加フォント(日本語/その他):フォント追加方法のうち「1.フォント一覧」で追加できるフォント。表示されているフォントの中から欲しいフォントを選択し、自分でインストールします。




「1.フォント一覧」からフォントを追加する方法
1. 追加フォント(日本語/その他)の中からインストールしたいフォントを選び、右端のダウンロードマークをタップします。

2. 「インストールしました」のダイアログが表示されたら「OK」をタップします。

3. 【削除したい場合】削除したいフォントの右端の三点マークをタップし、表示されるメニューから「削除」をタップします。

「2. 外部サイト」からフォントを追加する方法
1. フォント一覧右端の「+」をタップします。

2. ibisPaint Xアプリ内でブラウザーが起動しますので、インストールしたいフォントを探します。
「フリーフォント」でGoogle検索した結果が最初に表示されますが、検索条件を変更しても大丈夫です。

3. フォントをダウンロードをします。
今回は以下のフォントをインストールしました。

4. 自動的にibisPaint Xへのフォントインストール処理が開始され、処理が完了すると右下に「OK」ボタンが表示されるのでタップします。
画面は切れてしまって見えづらいのですが、画面下に「(フォント名)をインストールしました」というメッセージが表示されています。

5. フォント一覧に戻るとWebフォント(日本語/その他)に追加したフォントが表示され使用できます。

6. 【削除したい場合】削除したいフォントの右端の三点マークをタップし、表示されるメニューから「削除」をタップします。

「3.共有機能」からフォントを追加する方法
1. インストールするフォントを用意します。ダウンロードしたフォントのZipファイルを次で開く>ibisPaint Xをタップします。


今回のフォントは以下のフォントをインストールしました。
Safariの場合
上の画像はChromeのものなので、Safariを使用する場合の手順を案内します。
ダウンロードすると自動的にファイル>ダウンロードフォルダに入ります。
ファイルアプリでダウンロードフォルダを開き、ダウンロードしたファイルを長押し>共有>ibisPaint Xをタップします。
2. ibisPaint Xのフォント一覧を開くとWebフォント(日本語/その他)に追加したフォントが表示され使用できます。

3. 【削除したい場合】削除したいフォントの右端の三点マークをタップし、表示されるメニューから「削除」をタップします。

ibisPaint Xでのカスタムフォント(iPadに追加インストールしたフォント)の扱いについて
iPadにインストールしたカスタムフォントとibisPaint Xで使用できるカスタムフォントは別管理になっています。
フォントインストールアプリでインストールしたカスタムフォント
フォントインストールアプリのひとつであるFontinstall.appを使用してインストールした「KHドット道玄坂12」はibisPaint Xのフォント一覧に使用できるフォントとして表示されませんでした。
フォント一覧の中の「Webフォント(日本語/その他)」「プリインストール(日本語/その他)」に「KHドット道玄坂12」は存在しません。
「追加フォント(日本語)」の中に「KHドット道玄坂12」はありますが、ibisPaint Xにはインストールされていないフォントとして扱われています。
念の為、ibisPaint Xインストール後にFontinstall.appから別のフォントをインストールしましたがibisPaint Xでは使用できませんでした。


フォントプロファイルインストールアプリでインストールしたカスタムフォント
フォントプロファイルインストールアプリを使用してインストールしたフォント、たとえば「ニコカ」(nicoca_v1.ttf)はibisPaint Xのフォント一覧に使用できるフォントとして表示されませんでした。
フォント一覧の中の「Webフォント(日本語/その他)」「プリインストール(日本語/その他)」に「ニコカ」は存在しません。
フォント一覧の中の「追加フォント(日本語)」の中に「ニコカ」は存在するのですが、ibisPaint Xにはインストールされていないフォントとして扱われています。
念の為、ibisPaint Xインストール後にAnyFontを使用して別のフォントをインストールしましたがibisPaint Xでは使用できませんでした。


つまりiPadにインストールしたカスタムフォントとibisPaint Xで使用できるカスタムフォントは別管理になっているということが以上のことからわかります。
まとめ
「1.追加フォント一覧」からフォントを追加する方法はフォント一覧にフォントのサンプルが表示されているのでどんなフォントなのか非常にわかりやすく便利な機能だと思います。
ibisPaint Xだけでカスタムフォントを使用する場合は問題はありませんが、他のソフトでもカスタムフォントを使用する場合はフォントインストールアプリかフォントプロファイルインストールアプリを使用してiPadにフォントをインストールする必要がある点は混乱しないよう注意が必要です。