本記事ではカスタムフォントプロファイルインストールアプリのひとつであるAnyFontを使用してフォントをiPadにインストールする方法とClipStudio(以下クリスタ)での使用方法を解説します。
本記事を読むとAnyFontの使用手順とインストールしたフォントをクリスタで使用する手順を知ることができますよ。
本シリーズのまとめ記事はこちら。
iPadカスタムフォント、システムフォント、ブラウザフォント変更まとめ
本記事はiPadのフォント関連を解説させていただくシリーズ記事のまとめページです。iPadはフォント周辺の設定が複雑なのでわからない用語がたくさん出てきたりどこから設定すればよいのかがわからなかったり...
- AnyFontを使えば自分の好きなフォントをiPadにインストールできます。
- AnyFontとは
- フォントプロファイルインストールアプリのオススメは?
- 使用するフォントデータについて
- AnyFont インストール方法
- 1. App StoreよりAnyFontをインストールします。
- 2. インストールするフォントを用意します。ダウンロードしたフォントのZipファイルを次で開く>ファイルに保存をタップします。
- 3. フォントのZipファイルをiPadの中の自分がわかりやすい場所に保存します。
- 4.ファイルアプリを開き、ダウンロードしたzipファイルをタップして解凍します。
- 5. 解凍されたフォルダを開き拡張子が.ttf /.otf/.ttcのファイルを長押しします。表示されたメニューから「共有」をタップします。
- 6. 表示された共有メニューからAnyFontをタップします。
- 7. AnyFontのアプリを開きインストールしたフォントをタップします。
- 8. Installをタップします。
- 9. 「許可」をタップします。
- 10. 「閉じる」をタップします。
- 11.「完了」をタップします。
- 12. 設定アプリ>一般>プロファイルをタップします。
- 13. ダウンロード済みプロファイルに表示されているインストールしたいフォントのファイルをタップします。
- 14. 「インストール」をタップします。
- 15. 「次へ」をタップします。
- 16. 「インストール」をタップします。
- 17. 「インストール」をタップします。
- 18. 「完了」をタップします。
- 19. 【フォントを削除する場合】設定アプリ>一般>プロファイルの中の削除したいフォントをタップします。
- 20. 「プロファイルを削除」をタップします。
- 使用方法(ClipStudioの場合)
- まとめ
AnyFontを使えば自分の好きなフォントをiPadにインストールできます。
- AnyFontはフォントプロファイルインストールアプリなので、フォントデータを用意すれば好きなフォントをiPadにインストールできます。
- AnyFontを利用したフォントインストールの場合、iPadの構成プロファイルを変更することになるため、安全性が確認できているフォントデータのみ使用してください。
- AnyFontを使用してインストールしたフォントをクリスタで使用するためには特別な手順は必要ありません。
AnyFontとは
AnyFontとは自分で用意したフォントデータを利用して好きなフォントをiPadにインストールし、カスタムフォントとして使用できるようにするアプリです。
アプリは有料(250円)です。
iPadで使用できるカスタムフォントには2種類のインストール方法があるいうことをこちらの記事で紹介しました。
iPadのカスタムフォントのインストール(追加)方法は2種類ある
前回の記事でカスタムフォントとは自分でiPadに追加したフォントであること、インストール方法が大きく分けると2種類あることを紹介いたしました。カスタムフォントの2種類あるインストール方法のうち、1つ目...
AnyFontはインストール方法2種類のうち、フォントプロファイルインストールアプリに分類されます。
フォントプロファイルインストールアプリのオススメは?
本ブログではiPadのカスタムフォントプロファイルインストールアプリとして以下3つのアプリをご紹介しています。
- Fontcase
- AnyFont
- RightFont
この中で一番のオススメは無料で使用できるFontcaseです。
オススメする理由についてはこちらの記事をご参照ください。
オススメのカスタムフォント追加アプリはどれ?(Fontcase/AnyFont/RightFont)
本ブログではiPadのカスタムフォントプロファイルインストールアプリとして以下3つのアプリをご紹介しています。FontcaseAnyFontRightFontでもあなたがもっとも知りたいのはこの3つの...
使用するフォントデータについて
フォントプロファイルインストールアプリはインストールするフォントデータは自分で用意する必要があります。
その際、フォントデータと偽って悪意があるデータを配布しているサイトなどからダウンロードしたデータを使用するとiPadが使用できなくなるなどの危険性があります。詳細は本ブログ内別記事の①フォントインストールアプリの開発背景をご参照ください。
このようなリスクを許容できない場合はフォントインストールアプリを使用してフォントを追加することをオススメします。
ただし、フォントインストールアプリはアプリ内に収録されているフォントの中からインストールするフォントを選択する必要があります。
AnyFont インストール方法
1. App StoreよりAnyFontをインストールします。

App Storeで検索するか、こちらのリンクApp Store – AnyFontからインストールしてください。
2. インストールするフォントを用意します。ダウンロードしたフォントのZipファイルを次で開く>ファイルに保存をタップします。

今回のフォントは以下のフォントをインストールしました。
私が使用しているブラウザはChromeなので画面のような表示ですが、Safariの場合はダウンロードすると自動的にファイル>ダウンロードフォルダに入ります。
3. フォントのZipファイルをiPadの中の自分がわかりやすい場所に保存します。

今回はダウンロードフォルダに格納しました。
4.ファイルアプリを開き、ダウンロードしたzipファイルをタップして解凍します。

5. 解凍されたフォルダを開き拡張子が.ttf /.otf/.ttcのファイルを長押しします。表示されたメニューから「共有」をタップします。

AnyFontで取り扱えるのは以下の拡張子のフォントデータファイルです。
- TureTypeフォント(.ttf)
- OpenTypeフォント(.oft)
- TrueTypeコレクション(.ttc)
それぞれのファイル形式について知りたい方は下記外部サイトにわかりやすく記載されています。
+Life Studio – フォントOpen Type、True Type、.otf .ttf .ttcって何?
6. 表示された共有メニューからAnyFontをタップします。

AnyFontが表示されない場合はアプリの並びを一番右までスライドすると「その他」という項目があり、そこからAnyFontを選択することが可能です。
7. AnyFontのアプリを開きインストールしたフォントをタップします。

8. Installをタップします。

9. 「許可」をタップします。

10. 「閉じる」をタップします。

11.「完了」をタップします。

12. 設定アプリ>一般>プロファイルをタップします。

13. ダウンロード済みプロファイルに表示されているインストールしたいフォントのファイルをタップします。

14. 「インストール」をタップします。

15. 「次へ」をタップします。

16. 「インストール」をタップします。

17. 「インストール」をタップします。

18. 「完了」をタップします。

19. 【フォントを削除する場合】設定アプリ>一般>プロファイルの中の削除したいフォントをタップします。

20. 「プロファイルを削除」をタップします。

使用方法(ClipStudioの場合)
フォントプロファイルインストールアプリであるAnyFontを使用してインストールしたフォントはクリスタで使うためには追加手順は必要ありません。
クリスタのテキストツールのフォント一覧に自動的に表示・追加されます。
1. クリスタのテキストツールを開き、ツールプロパティ>フォントを開くと自動的に追加されています。
追加されていない場合はフォントインストール後にクリスタを再起動していないことが原因だと思いますので、必要なファイルを保存後クリスタを落とし再度クリスタを起動してください。


まとめ
AnyFontは2年くらい使用しています。
価格も安く問題なく使用できますので、フォントプロファイルインストールアプリを探している方は利用を検討すると良いのではないでしょうか。