この記事では直前まで普通に動いていたiPadのタッチパネルが反応しにくくなったときの対処方法を記載しています。
わたしは毎日iPadを使用していますが何も特別なことをしていないのにときどきiPadのタッチパネルの反応が悪くなるときがあります。
その時の解消方法を解説します。
本記事を読むとiPadの反応が悪くてイライラするときにすぐに解消できますよ。
- 【結論】iPadの反応が悪くなったときは保留されているアプリアップデートをApp Storeから行うと解消する可能性があります
- この方法はAppleから発表されていません
- タッチパネル感度改善までの手順
- アプリを全部アップデートしてもタッチパネルの反応が回復しない場合
- まずは原因の目星を付けましょう
- 原因ごとの解消方法
- iPadを充電している→充電をやめる
- 液晶が汚れている→液晶表面をきれいにする
- 液晶にフィルムを貼っている→フィルムを剥がす
- iPadにカバーを取り付けたり何かアクセサリーを付けている→取り外す
- 最近iPadの再起動していない→再起動をする
- 設定で液晶関連の設定を変更した→設定を戻す
- 最近インストールしたアプリが悪さをしている→インストールしたアプリをアンインストールする
- 最近iPadOSのアップデートを行っていない→iPadOSをアップデートする
- iPadOSアップデートを行ったらタッチパネルの反応が悪くなった→iPadOSのダウングレード(非推奨)またはAppleサポートに連絡
- iPadを落とした、ぶつけた、液晶を割った、液晶に傷が入った
- iPadが変形していた(バッテリー膨張など)
- まとめ
【結論】iPadの反応が悪くなったときは保留されているアプリアップデートをApp Storeから行うと解消する可能性があります

- とくに何もしていないのにiPadのタッチパネルの反応が悪くなった場合はアップデートを保留しているアプリの数が多くなっていることが原因の場合が多いです。
- 保留になっているアプリのアップデートを行うとタッチパネルの反応が回復します。
- iPadのタッチパネルが反応が悪くなる前にOSのアップデートを行った、保護フィルムを貼った、iPadを高所から落としたなどの他の原因がある場合はそれらが原因になっている可能性が高いです。
- その他の原因がある場合はそれらを元の状態に戻す、取り除く、修理を行えば解消する可能性があります。
この方法はAppleから発表されていません
iPadのクリスタでの原稿中に指での操作の反応が悪くなり非常に困っていたときに自分であれこれ試した結果、見つけたのがこの方法(アップデートを保留しているアプリをアップデートする)でした。
この方法はApple公式↓からの言及がなくGoogle検索してもこの方法を案内している他のサイトは見つからないので、もしかしたらわたしのiPad以外では再現性がないかもしれません。
Appleサポート -iPhone や iPad の画面が正常に機能しない場合
他のサイトで案内している解消方法でよくならなかったら試してみてくださいね。
タッチパネル感度改善までの手順
事前準備
- iPadのタッチパネルがまったく指に反応しないときはApplePencilで操作してください。
- ApplePencilを持っていない場合はトップボタン(ホームボタンがある機種はホームボタン)の入り切りで一時的に指での操作ができるようになることがあります。
- アプリのアップデートは内容によっては通信容量が大きくことがあります。Wi-fiなど安定・高速な通信手段に接続している状態で行ってください。
1. App Storeを開きます。
2. App Store右上部のアイコン(赤いバッジが表示されている)をクリックします。

3. すべてをアップデートをタップします。

4. アップデートが完了したら症状が解消しているか確認してください。
アプリを全部アップデートしてもタッチパネルの反応が回復しない場合
保留されていたすべてのアプリのアップデートを行ってもタッチパッドの反応が悪い場合は以下の手順で解消するか試してみてください。
まずは原因の目星を付けましょう
何が原因でタッチパッドの反応が悪くなっているかのあたりをつけましょう。
タッチパネルの反応が悪くなる原因には以下のようなものがあります。
- iPadを充電している
- 液晶が汚れている
- 液晶にフィルムを貼っている
- iPadにカバーを取り付けたり何かアクセサリーを付けている
- 最近iPadの再起動していない
- 設定で液晶関連の設定を変更した
- 最近インストールしたアプリが悪さをしている
- 最近iPadOSのアップデートを行っていない
- iPadOSアップデートを行ったらタッチパネルの反応が悪くなった
- iPadを落とした、ぶつけた、液晶を割った、液晶に傷が入った
- iPadが変形していた(バッテリー膨張など)
下の項目ほど解消難易度は高くなります。
原因ごとの解消方法
iPadを充電している→充電をやめる
充電中はiPadが熱を持ちそれが原因で反応しなくなる場合があります。
iPadから充電ケーブルを抜いてタッチパネルがきちんと反応するかどうかを確認しましょう。
充電ケーブルがiPad純正品でない場合はそれが原因になることがありますので、純正品を買い直した方がよいかもしれません。
液晶が汚れている→液晶表面をきれいにする
液晶自体に汚れがついているとタッチパネルが正常に動作しない場合があります。
メガネ拭きなどのやわらかい布で掃除をしましょう。
しつこい汚れの場合アルコール入りのウェットティッシュや洗剤類は液晶表面の塗装を剥がす可能性があるので使用せず、↓のような専用品を使用した方が良いです。
液晶にフィルムを貼っている→フィルムを剥がす
iPadのタッチパネルは指の静電気に反応しています。手袋をつけるとスマホが反応をしなくなるのは手袋が静電気を通さないからです。
iPadのタッチパネルに貼った液晶保護フィルムやペーパーライクフィルムがタッチパネルの感度に影響を与えている場合があります。
ただ、フィルムが貼り直せないタイプの場合はちょっともったいないですね。
フィルムを剥がす前に表面を掃除してみてそれでも改善しない場合はフィルムを剥がすといいかもしれません。
iPadにカバーを取り付けたり何かアクセサリーを付けている→取り外す
可能性はあまり高くはありませんがiPadに付けているカバーやキーボードのアクセサリー類が悪い影響をしている可能性があります。
カバーやキーボードを取り外すこと自体はそんなに手間ではないと思いますのでやってみましょう。
最近iPadの再起動していない→再起動をする
iPadで何かトラブルがあった場合の常用手段ですが再起動をしてみましょう。
これ以降の解消方法はわりと手間がかかりますので再起動で解消したらもうけものです!
再起動の仕方
ホームボタンがないiPadの場合は音量を上げるボタンまたは音量を下げるボタンのいずれかとトップボタンを同時に長押しします。
ホームボタンがあるiPadの場合はトップボタンを長押しします。
画面に電源オフのスライダーが表示されますのでスライドします。
しばらくたったらトップボタンを長押ししてiPadを立ち上げます。
強制再起動の仕方
iPadがフリーズしてしまっていて再起動を行えない場合は以下の手順で強制再起動を行ってください。
強制再起動を行ってもiPadの中のデータが消去されることはありません。
ホームボタンがないiPadの場合は音量を上げるボタンを押してすぐに放し、音量を下げるボタンを押してすぐに放します。その後、iPadが再起動するまで電源ボタンを押し続けます。
ホームボタンがあるiPadの場合はホームボタンとトップボタンを同時に押し、iPadが再起動するまで押し続けます。
設定で液晶関連の設定を変更した→設定を戻す
最近設定画面で何か変更した場合はその設定を戻しましょう。
液晶パネルの感度に関連していそうな項目は設定>アクセシビリティ>タッチの中の項目です。
設定を変更してそうな項目があったら設定を戻してみましょう。
最近インストールしたアプリが悪さをしている→インストールしたアプリをアンインストールする
特定のアプリを入れた後にiPadのタッチパネルの感度が悪くなった場合はそのアプリをアンインストールしましょう。
アンインストール前に該当アプリのデータの退避、ゲームの場合は引き継ぎコードなどを発行を行ってアプリを削除しても問題ないように準備してください。
アンインストールの手順は削除したいアプリケーションを長押し>表示された「Appを削除」をタップします。
最近iPadOSのアップデートを行っていない→iPadOSをアップデートする
iPadのOS(iPadOS)をアップデートしていないことが原因でタッチパネルが正常に動作しない場合がありますのでiPadOSのアップデートを行いましょう。
アップデートを行う前に万が一に備えてバックアップを取得してください。
iPadOSのアップデートを行う際は通信容量が大きくことがありますので、Wi-fiなど安定・高速な通信手段に接続している状態で行ってください。
設定>一般>ソフトウェア・アップデートからアップデートを行います。画面の指示にしたがって操作を行ってください。
バックアップの仕方
パソコンを持っている場合はiTunesで、パソコンを持っていない場合はiCloudにバックアップを行います。
Appleサポートに詳しい手順がありますのでご参照ください。
Appleサポート -iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法
iCloudにバックアップする場合、無料でバックアップできる容量は5GBまでです。
iCloudバックアップが無料の5GBを超える場合の対応方法
バックアップが5GBを超える場合はiCloudの追加ストレージを購入すると容量を増やすことができます。
詳しい手順はAppleサポート -iCloud ストレージプランをアップグレードする をご参照ください。
ただ、多くの方がバックアップにお金を払いたくないと思います。
お金を払わずにiCloudにバックアップしたいという人はバックアップする対象を減らすことで容量5GBに収める以下の方法を試してみてください。
具体的にはデータ容量が大きくなりがちな写真データをGoogleフォトにバックアップしてiCloudのバックアップ対象から外すことでバックアップ容量を小さくする方法です。
- iPadやGoogleフォトアプリをインストールし、バックアップをオンにします。
- 設定>ユーザ名>iCloud>ストレージを管理>バックアップの順にタップします。
- 使っているデバイスの名前をタップします。
- 「バックアップするデータを選択」で、バックアップの必要がない写真アプリをオフにします。
- 「オフにして削除」を選択します。
写真データ以外も同様の手順でiCloud以外の場所にバックアップを行った後にiCloudのバックアップ対象から外すことができます。
iPadOSアップデートを行ったらタッチパネルの反応が悪くなった→iPadOSのダウングレード(非推奨)またはAppleサポートに連絡
iPadOSをアップデートしたらタッチパネルの反応が悪くなった場合はiPadOSのダウングレードで解消する可能性はあります。
ただしAppleサポートではiPadOSのダウングレード方法の案内がないため、ダウングレードに失敗した場合にAppleサポートが受けられない可能性があります。
わたしはダウングレードで解消する方法は推奨しませんので、実施したい方は「iPad os ダウングレード」で検索していただければと思います。
ちなみにアップデート前にバックアップしたデータを復元したら以前のiPadOSバージョンに戻りそうですが、iPadOSのバージョンは戻りません。
ではiPadOSアップデートでタッチパネルの感度が悪くなった場合はどうすれば良いのかについてですが、Appleサポートに相談をしてください。
もしくは配信されたばかりのiPadOSアップデートプログラムをインストールして症状が出た場合はTwitterなどのSNSを検索し他のiPadでも同様の症状が出ていないかを確認しましょう。
他の方でも症状が出ている合はアップデートプログラムに不具合があった可能性がありますので、修正版のプログラムが配信されるのを待ちましょう。
iPadを落とした、ぶつけた、液晶を割った、液晶に傷が入った
iPadが損傷したことが原因でタッチパネルの感度が悪くなった場合は修理をする以外の方法はありません。
見た目に損傷がなくても中身が壊れている場合があります。
Appleサポート -iPad の修理サービスから正規修理を受けるか、一般のApple製品の修理店に出しましょう。
iPadが変形していた(バッテリー膨張など)
落としたりぶつけたりしていないのにも関わらずiPadが自然に変形してしまったことが原因でタッチパネルの反応が悪くなる場合があります。
こちらも修理手配を行いましょう。
Appleサポート -iPad の修理サービスから正規修理を受けるか、一般のApple製品の修理店に持ち込みます。
まれにAppleの設計・製造ミスなどで症状が発生しているケースがあり、その場合はリコールの対象になっている場合があります。
下記ページからリコールの対象製品と内容が確認できます。
上記ページを確認するとiPhoneではタッチの問題でのリコールがたびたび発生しているようです。
まとめ
iPadのタッチパネルの反応が悪い場合はまずはアップデート保留されているアプリのアップデートを行いましょう。
それでも改善しない場合は原因ごとの解消方法を上から順に実施してください。
この記事が参考になりあなたのiPadの症状を改善できれば幸いです。