1日1分でOK 作業習慣化が最強な理由【同人誌入稿までのツラい道のり 】

あなたは社会人だったり学生だったりで、

一日のうちの自由に使える時間が限られている方だと思います。

仕事や学校から帰ってきて疲れているときに原稿作業をするのは大変ですよね。

だからといって休日にまとめて作業をやろうとしても

その休日に体調が悪かったりしたら頭が回らずに原稿ができないわけです。

何事もそうですが毎日少しずつでも作業していくことが一番の近道だったりします。

でも毎日作業するの難しいよ〜という方に向けて

作業を習慣化するにはどうすればよいかを本記事で解説していきます。

本記事を読むと作業習慣化の大切さとどうすれば作業を習慣化できるのかがわかるようになり

あなたの原稿作業はきっと楽になりますよ。

本シリーズのまとめページはこちら。

【結論】作業を開始することが一番心理的ハードルが高い。完璧主義にならず1日1分作業をするだけでOKにしよう。

【おさらい】同人誌発行までのおおまかな流れ

同人誌作成工程のうち、「2.締切を決める」「3.ページ数を決める」「4.内容の決める」の工程を間違わなければ8割の確率で同人誌を発行できます。

あとの2割は「8.表紙を作成する」「9.本文を作成する」の作業中の集中力と作業の習慣化です。

この記事は「8.表紙を作成する」「9.本文を作成する」で必要な作業の習慣化について、1日1分でもいいから毎日作業をして習慣化することの大切さについて解説します。

締切までに原稿を完了させるのに作業の習慣化は絶対必要

作業習慣化するならお絵描きデバイスはiPadがオススメ

もしお絵描きデバイスをまだ買っていないという人にはiPadを強くオススメします。

iPadでの作業が作業習慣化にオススメな理由についてはこちらの記事で解説しています。

意外と完璧主義者の人は多い

あなたは自分が完璧主義者だと思いますか、それとも違うと思いますか。

完璧主義者の特徴は以下のように言われています。

  • 責任感が強い
  • 理想が高い
  • 他人の評価が気になる
  • 失敗するのが怖い

日本人は完璧主義者の人が多いようです。典型的な日本人のわたしはほぼ当てはまっています。

まず先に言っておくと、完璧主義者であることは別に悪いことではありません。

無理して楽観主義者とか適当主義者になってくださいということをお伝えしたいわけではありません。

自分の性質を客観的に理解することで対策が立てやすくなるというだけです。

自分は完璧主義者かもしれないという前提をもとに対策を立てる

自分が完璧主義かもしれないと認識すると、自分が自分に課せようとしているタスクは自分の許容量を度外視したものになっているのかもしれないという疑いを持てるようになります。

わたしも会社員時代に平日の夜に2時間原稿をするというスケジュールを立てたりしていましたが、立派なスケジュールを立てるだけで終わりました。

完璧主義者であればあるほど自分に課すタスクはやさしいものにした方がいいです。

  • 1日1分作業をする
  • 1日1本線を引けばOK

こんなタスクで実は十分です。

一番負荷が高いのは作業を始めること

原稿作業の中で一番負荷が高い、言い換えると一番ツライ作業ってなんだと思いますでしょうか。

一番ツライのは作業を始めることです。

下描きでもペン入れでもトーン入れでもいいんですが、作業を始めようと重い腰をドッコイショとあげるときが一番ツライと思います。

想像してみてください。

平日の夜、仕事から帰ってきたあなた。

ご飯を食べてお風呂に入って時間はもう夜10時半。

スマホをみながら

原稿しなきゃな・・でも眠いな。ソシャゲしないと連続ログインが切れるし、好きなYouTuberが新しい動画あげているし、今日はもう原稿いいか、でも・・

と悩みませんか。

クリスタを立ち上げるまでが一番おっくうに感じるのではないでしょうか。

以下の2つのうちどちらの目標ならばあなたはクリスタを立ち上げられそうでしょうか。

  • 1日1本線を引けばOK
  • 1日30分作業をする

多くの方が前者の「1日1本線を引けばOK」なのではないでしょうか。

作業を始めてしまえばなんとなくそのまま作業を進めてしまう

なんとかクリスタを開いて作業を始めとりあえず主線を1本引いたとしましょう。

このときあなたは「あ〜今日のタスク終わった!さぁ寝よ〜」とはならずに、そのままなんとなく2本目の線を引いているのではないでしょうか。

その時のあなたの心理は「せっかく作業始めたんだから、もうちょっとやろう」となっているはずです。

つまり一回作業を始めてしまうと自動的に作業をそのまま進めてしまうのです

作業を始めるハードルをめちゃくちゃ低くする

以上のことを考えると、作業を習慣化するには作業を開始するためのハードルをとにかく低くすることが重要であることがわかります。

作業の習慣化をさまたげているのは肉体の疲労や日々の忙しさではなく自分自身の心理的なハードルの高さであると認識すると、もしかしたらなんとかできるのではと思いませんか。

毎日作業をしていると自己肯定感が上がってさらに習慣化する

作業を開始するハードルを低くし少しずつでもいいので毎日作業をしていると「自分は毎日作業をできている」という自己肯定感ができてきます

そうなると毎日作業をできていなかったときの自分に戻りたくないという気持ちが生まれるので、毎日作業をするという良いループに入ることができるようになります。

一回のサボりで自己肯定感が急落するのは認知のゆがみ

毎日作業できるようになることはとても良いことなのですが人間誰しも完璧ではありません。

どうしても体調が悪くて作業ができない日が出てくることももちろんあるでしょう。

完璧主義者は1回サボると自己肯定感が急落しそのままズルズル作業をしなくなってしまう傾向があります。

ここで思い出して欲しいのが「自分が完璧主義者である」ということです。

体調不良で動けないのはどうしようもないことなのにそれでも自分を責めてしまうのは、完璧主義者ゆえの認知のゆがみが発生しているからです。

1回サボる前は毎日作業できていたのに1回サボったら「もう自分は毎日作業をできないかもしれない」と思ってしまうのはちょっと極端な考え方ですよね。

大丈夫です。

もう一度、作業を習慣化することできます。

1回サボったくらいであなたがあなたであることは変わらないのですから。

突発的にサボるのではなく計画的にサボろう

体調不良以外にも「なんとなく今日は作業したくないな」と思う日もあるでしょう。

そういう気分になるのも人間なら当たり前です。

そういうときに備えてサボる日を前もって決めておくと効果的です。

サボる日に何をするかをあらかじめ決めておくとさらに良い効果があります。

計画的な休日が与える脳へのリフレッシュ効果は11週間続く

突発的なサボりより計画的なサボりが有効なのはサボる日のスケジュールをあらかじめ決めておくと脳へのリフレッシュ効果が大きいからです。

あなたはどちらの休日の方がより鮮明に記憶として残っていますか。

  • 先週のなんとなくダラダラすごした休日
  • 1年前の、計画を立てて旅行に行った休日

先週の休日に何をしたかまったく思い出せなくても、1年前に行った旅行の旅先での出来事の方が鮮明に覚えているのではないでしょうか。

ダラダラした休日と計画的に行動した休日では後者の方がより脳をリフレッシュさせる力が強く、より大きな幸福感を人に与えることがわかっています。

詳細はメンタリストDaiGoさんのブログに記載がありますので気になる方は読んでみてくださいね。

Mentalist DaiGo オフィシャルブログ モチベーションが上がる休日の過ごし方

まとめ

孫子が「彼を知り己を知れば百戦殆からず」と言ったように、自分のことを知るということは物事をうまく進める上で重要なことです。

彼を知り、つまり敵を知ることは現代ではインターネットや書籍などで簡単に情報が手に入りますので、一番難しいのは自分のことを知ることでしょうね。

自分のことはネットでいくら検索をかけても出てきませんから。

自分のことを知った時に認めたくない性質があったとしても、まぁそういうもんなんだなくらいに思っておきましょう。

責めても何も良いことはありません。