本記事ではiPadのフォント関連を解説させていただくシリーズ記事の第一弾として、iPadのブラウザー(Safari/Chrome)で表示されるWebページのフォント変更、文字サイズ変更が可能かどうかを説明します。
インターネットを見るためのブラウザーSafariやChromeで表示される文字を変えて自分らしい見た目にしたい、文字の大きさを変更して読みやすくしたいと思ったことはありませんか。
iPadはフォント周辺の設定が複雑なのでわからない用語がたくさん出てきたりどこから設定すればよいのかがわからなかったりします。
本記事を読むとiPadのブラウザー(Safari/Chrome)のフォントや文字サイズを変更できるのかどうかを知ることができますよ。
本シリーズのまとめ記事はこちら。
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[ads]【結論】iPadのSafari・Chromeともに好きなフォントに変更することはできず、文字サイズはピンチアウト・ピンチインで調整するのが手軽。
Safariの場合
- フォント種類を自分の好きなフォントに変更することはできません。
- 文字サイズはブラウザーから変更可能ですが、ブラウザーで文字サイズを変更するよりピンチアウト・ピンチインで文字のサイズを調整した方が手軽です。
- Safariはリーダー表示にするとフォントをあらかじめ用意された4種類から選択できるようになります。
Chromeの場合
- フォント種類の変更はできません。
- 文字サイズの変更もできないため、ピンチアウト・ピンチインで文字のサイズを調整することになります。
SafariやChromeで表示されるWebページの文字サイズではなく、各ブラウザーのメニューの文字サイズを変更したいという方はこちらの記事の「Dynamic Typeについて」をご参照ください。
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Safariのフォント変更・文字サイズ変更
SafariはiPadの標準で入っているブラウザーです。
ブラウザーのシェアとしてはChromeが圧倒的に大きいのですが、iPadのデフォルトのブラウザーAppとしてSafariを使用している人も多いのではないでしょうか。
Safariのフォント変更はできません
iPadではSafariで表示されるインターネットのページを自分の好きなフォントに変更できません。
Chromeでもフォント変更はできないので、iPadのブラウザーで自分の好きなフォントは使えないと思った方が良いでしょう。
Safariの文字サイズ変更は可能です
Safariはブラウザー上部から文字サイズの変更が可能です。
URLが表示されている窓の横にある「ぁあ」をタップすると表示されるメニューから変更ができます。
左側の「ぁ」をタップすると文字が小さくなり、右側の「あ」をタップすると文字が大きくなります。
真ん中に表示されているのは表示倍率で、表示倍率をタップすると拡大縮小がリセットされて100%表示に戻ります。
ピンチアウト・ピンチインで文字サイズ変更した方が手軽です
ブラウザーの上部メニューから変更した文字サイズは同じタブでリンクを開いた時には設定が引き継がれますが、別のタブでリンクを開いたときにはリセットされてしまいます。
Safariの機能を使用するのではなく、画面をピンチアウト・ピンチインして画面を拡大・縮小することで文字を大きく表示したり小さく表示することが可能です。
ピンチアウト・ピンチインの方が手軽で使いやすいのはないかと個人的には思います。
ピンチアウト・ピンチインによる文字サイズの調整方法は本記事内の「ピンチアウト・ピンチインによる文字サイズ調整方法」の章で説明しています。
Safariのリーダー表示はフォント変更が可能です
このページを訪れたあなたの探している情報とは少し違うかもしれませんが、Safariをリーダー表示にするとフォントを4種類から選べます。
リーダー表示とは広告表示が多く記事が読みづらいサイトの可読性をよくするための機能です。
リーダー表示の表示の仕方はSafariで文字サイズを変更するメニューの下にあります。
選べるフォントは「ヒラギノ角ゴ」「ヒラギノ角ゴシック」「ヒラギノ丸ゴ」「ヒラギノ明朝」の4種類です。
Chromeのフォント変更・文字サイズ変更はできません
Google Chromeは非常に人気の高いブラウザーでiPadで使用している方も多いと思います。
iPad版のGoogle Chromeは残念ながらフォント変更と文字サイズ変更ができません。
Chromeの文字サイズ変更はピンチアウト・ピンチインで行う必要があります
Chromeで文字が小さくて読みにくい場合はピンチアウトで画面を拡大して文字を大きく表示する必要があります。
画面の拡大を元に戻したい場合はピンチインをしてください。
ピンチアウト・ピンチインによる文字サイズの調整方法は本記事内の「ピンチアウト・ピンチインによる文字サイズ調整方法」の章で説明しています。
ピンチアウト・ピンチインによる文字サイズ調整方法
ピンチアウトは文字サイズを大きくするとき、ピンチインは文字サイズを小さくするときに使用します。
ピンチアウト→文字サイズを大きくします
ピンチアウトとはiPadの画面を2本の指で触れ、2本の指を離すことで画面を拡大する操作のことです。
ピンチアウトをすると画面が拡大することで文字が大きくなります。
ピンチイン→文字サイズを小さくします
ピンチインとはiPadの画面を2本の指で触れ、2本の指を近づけることで画面を縮小する操作のことです。
ピンチインをすると画面が縮小することで文字が小さくなります。
まとめ
パソコン版のChromeに慣れている方はパソコン版だとフォント設定が細かく変更できるのにiPad版だと変更できないのを意外に思われるかもしれません。
パソコン版のChromeはブラウザー右上部三点マーク>設定>デザイン>フォントをカスタマイズから変更することが可能です。
パソコン版のSafariでフォントを変更したい場合は環境設定>詳細>スタイルシートからフォントを設定したスタイルシートを読み出す必要があります。
スタイルシートの作成の仕方を含め詳細は下記サイトに詳しく記載があります。