毎年2月中旬から3月中旬は確定申告のシーズンです。

わたしは2020年分ではじめて電子申告で確定申告をしましたが、

初心者がはまりやすい落とし穴がいくつかあると思いました。

電子申告をするにはe-Taxの利用者識別番号をあらかじめ取得しておく必要がありますが、

取得をし忘れていた場合に家から出ずにすぐに利用者識別番号を取得する方法を本記事では解説しています。

スマホからの電子申告中に問題にぶつかって解決策を探している方や

これからスマホで電子申告をしようと思っている方にはピッタリの記事です。

本記事を読むとスマホからの電子申告をスムーズに完了させてスッキリした気分になれますよ。

[mokuji]

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利用者識別番号はスマホアプリ マイナポータルAP→国税電子申告・納税システム(e-Tax)→初めてe-Taxをご利用される方はこちら からすぐに発行できる

  • 利用者識別番号を取得するには「電子申告・納税等開始(変更等)届出書」を税務署に提出する必要があります。
  • 「電子申告・納税等開始(変更等)届出書」の提出方法は書面送付(郵送or窓口)かオンラインの2種類から選べます。
  • オンライン提出の場合は即時に利用者識別番号の発行が可能です。ただし個人・新規に取得の場合に限ります。(法人は対象外)

FelicaまたはNFC読み取り対応スマホとマイナンバーカードがあればスマホから電子申告ができます

遅ればせながら2020年にやっとマイナンバーカードを取得しました。

あわせてFelica対応のスマートフォンも手に入れ、これからの確定申告はおうちで楽に終わらせられるわ〜と気楽に構えていました。

実際はその考えは少々甘いものだったのですが、とりあえず個人の確定申告の受付開始日の2021年2月16日に2020年分の電子申告をすることができました。

わざわざ外出せずともおうちで確定申告を終わらせましょう

わたしの場合は3点ほど電子申告のつまずきポイントがありました。

  • マイナンバーカードの読み取り位置がわからない
  • e-Taxの利用者識別番号の取得をし忘れていた
  • 国税庁の「国税電子申告・納税システム」のマイナンバーカード読み取り画面が進まない

これらの解決策を探していたら4時間くらい時間がかかりました。

もし上記3つの問題にぶつからなかったら電子申告はスルッと3分くらいで完了できたはずだと思います。

この記事を読んでいるあなたが3分で電子申告を終わらせられるように解決方法について記事で解説していきます。

本記事は2つめの「e-Taxの利用者識別番号の取得をし忘れていた」の解説記事になります。

電子申告で確定申告をすると確定申告書を郵送する手間と切手代が節約できますし、コロナ禍に外出する必要もなくなります。

ぜひともチャレンジしてみてくださいね。

その他の2つの記事はこちらです。

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いざ電子申告という場面で利用者識別番号を取得していないことに気づくわたし

PC版Money Forward クラウド確定申告で確定申告書の作成を完了し、スマホのMoney Forward クラウド確定申告アプリで電子申告しようと画面を進めていると利用者識別番号の入力が要求されました。

むっ・・・利用者識別番号なんて持っていないぞ!?

焦るわたし。

調べると電子申告・納税等開始(変更等)届出書という申請を税務署にしないといけないらしい。

そんな届出、していないぞ!?

「あ、今年の電子申告、無理・・」と諦めかけましたが、調べるとスマホからオンライン取得ができるようなのでその手順で実施したところ即時発行ができ無事電子申告が完了しました。

スマホから利用者識別番号を即時発行する手順

わたしのスマホはAndroidなので、iPhoneの場合やAndroidでも異なるOSバージョンや機種の場合は表示される画面や手順が異なる可能性があります。

1. スマートフォンにマイナポータルAPをインストール

AppStoreまたはGooglePlayから「マイナポータル」で検索するか、下記リンクからインストールします。

iPhone

Android

2. 「スマホでログイン」をタップ

マイナポータルAPを立ち上げ、「スマホでログイン」をタップします。

3. マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワードを入力し「次へ」をタップ(注意:3回連続ミスでパスワードロックがかかります)

利用者証明用電子証明書とは

マイナンバーカード受け取り時に交付窓口でご自身が設定した数字4桁の番号です。

わたしが受け取ったときは窓口の人がA4の紙をくれて忘れないようにここにメモして持ち帰ってくださいと案内されました。そんな紙を持ち帰った覚えはありませんか?

3回連続でパスワードを間違って入力した場合、パスワードロックがかかります。

解除には発行を受けた市区町村窓口にてパスワードのロック解除とともに、パスワード初期化申請を行う必要があります。

その際に顔写真付き公的証明書による本人確認が必要です。

パスワードがわからない場合、マイナンバーカードを持参し住民票がある市区町村の窓口にてパスワードの再設定手続が必要です。

参考:地方公共団体情報システム機構 公的認証サービスポータルサイト -パスワードの失念

利用者証明用電子証明書と一緒に署名用電子証明書 暗証番号という半角英数大文字6〜16桁も設定したはずです。

こちらは電子申告の最後の画面で要求されますので合わせて調査しておいてください!

4. マイナンバーカードをスマホで読み取り

マイナンバーカードの読み取りがうまくいかない場合はこちらの記事をご参照ください。

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5. 「もっとつながる」をタップ

画面を下にスクロールして「もっとつながる」をタップします。

6. 「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」をタップ

7. 国税電子申告・納税システム(e-Tax)システムの画面で「マイナンバーカードの読み取り」をタップ

8. マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワードを入力(注意:3回連続ミスでパスワードロックがかかります)

9. マイナンバーカードをスマホで読み取り

以降の画像については取得ができなかったため、国税庁の以下の資料から切り抜いて使用させていただきました。

画像出典:国税庁 スマートフォンで初めてマイナンバーカード方式を利用する場合の画面の流れ
【iPhone】 ~令和 2 年1月 31 日以降~

国税庁ホームページ利用規約をもとに利用しています。

10. 「初めてe-Taxをご利用される方はこちら」をタップ

11. 利用者情報の入力の画面になるので各項目を入力

12. 「提出先税務署の確認」が表示されるので問題なければ「OK」をタップ

13. 「既に利用者識別番号を取得されている方へ」の案内が表示されるので問題なければ「OK」をタップ

14. 「入力内容の確認」画面が表示されるので問題なければ「送信」をタップ

15. 「利用者識別番号の通知希望確認」の画面になるので、「利用者識別番号の通知を希望する」にチェックを入れた状態で「OK」をタップ

ここでチェックを入れると次の画面で利用者識別番号が表示されます。

後日、郵送で利用者識別番号が記載された紙が送られてくるのかな?と思ったのですが、何も送られて来ないそうです。

参考 e-Tax 国税電子申告・納税システム よくある質問(Q&A) 「電子申告等開始届出書を提出した後に税務署から送付されるものは、どのようなものがありますか。」

チェックを入れていない場合は次の画面で利用者識別番号が表示されませんが、e-Taxにログイン→利用者情報→利用者識別番号の通知・確認から確認ができます。

16. 「送信経過画面」が表示され利用者識別番号(16桁)が表示されますのでメモやスクリーンショットを撮ってください。

17. 「次へ」をタップ

18. 「マイナポータルとe-Taxのつながり設定を行います。」の画面が表示されますので「同意」をタップします。

19. マイナポータルの画面に遷移して完了です。

マイナンバーカードによる電子申告の流れの中で利用者識別番号が必要なことについてはあまり案内がない

マネーフォワードのサポートページには利用者識別番号を事前に取得するように案内がありましたが、わたしは読んでなかったです。

マネーフォワード クラウド確定申告 確定申告ガイド スマホで電子申告

今回電子申告をして思ったのが一気通貫でスマホからの電子申告方法を案内している手順書が見つからないことです。

画面の指示通りに進めていくと問題にぶつかり自分でインターネットで調べて・・ということを何度も繰り返しました。

複数のシステムを繋げて電子申告を実現しているので複雑になってしまっているのでしょうね。

まとめ

利用者識別番号の取得ができていないことが判明したときは「もう今年は電子申告無理だ、おしまいだ〜涙」という気分でしたが、なんとかできてよかったです。

利用者識別番号がオンラインで即時発行できるのは正直もっとわかりやすく案内してほしかったです!

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