みなさんクリスタの配布素材は使用していますか。
配布素材とはClipStudioAssetsでメーカー公式もしくは有志により作成されている
ペン先やトーン、背景素材のことです。
いっぱいあってどう探せばいいのかわからないから使っていない
わたしはクリスタのデフォルトの素材だけで十分だと思う
こんな理由で配布素材を使用していないならそれはとってももったいないですよ!
本記事ではわたしがオススメするクリスタ素材や便利な素材をどうやって探せばいいのかを解説しています。
ぜひこの記事を読んでクリスタの配布素材を自由自在に使いこなして素敵な作品を作ってくださいね!
どういう人向けの記事か
こちらの記事はクリスタで漫画を描いている人向けに作業効率をアップするためのアイデアをお教えします。
初心者の方はぜひご紹介する方法を取り入れてクリスタを使い始めてください。
すでにクリスタはある程度使っているよという中級者以上の方にとっても有益な、まだ取り入れていないTipsかもしれません。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
記事を読んで得られること
手順自体はとても簡単なのでクリスタを持っている人ならば誰でも実行可能です。
クリスタでの原稿の仕方をちょっと普段のやり方から変えるだけで原稿を早く描けるようになる情報です。
早く描けるだけでなく原稿のクオリティをアップすることができます。
記事を読み終えるとどうなるのか
この記事を最後まで読むとちょっとした工夫で今までよりも速く・クオリティの高い原稿をクリスタで描けるようになりますよ。
[mokuji]
[ads]【結論】クリスタ配布素材を利用して手間がかかっているように見える原稿を短時間で作成しよう
クリスタ素材をうまく活用すれば時間をかけずに見栄えが良い原稿を作成できる
他のお絵描きソフトとクリスタを比較したときのクリスタのメリットといえば有志が作った配布素材の多さがあげられます。
クリスタは漫画作成ソフトとしてはもっとも有名なソフトなのでユーザーが多く、そのため配布素材も豊富にあります。
無料で配布されているものだけでも十分な量がありますので活用しない手はないですよね。
クリスタ素材が効果的なケース、逆効果になるケース
うまい絵描きさんは素材を使っていても素材を使っていることを読者に気付かせないようにうまく工夫しています。
それは素材選びがそもそも上手だったり絵柄に素材をうまくなじませるテクニックを持っているからです。
あたかも「全部自分で手書きしました」みたいにうまく使っています。
逆に初心者の方がやりがちなのが素材が目立って完全に浮いてしまうケース。
時間がないからとりあえず配布素材でその場をしのごうとしているのが読み手にバレバレなのが下手な素材の使い方です。
具体的にはどのような素材利用が効果的なのでしょうか。
クリスタ素材が効果的なケース
- 手数(手数)をかけているように見える素材の使用(カケアミ、ハッチングなど)
- 空白の空間を埋めてくれる素材の使用(効果、グラデーション)
- 苦手なこと(背景、効果音など)を補ってくれる素材の使用
どういうケースなのか想像ができないなと言う方もご安心ください。
この記事の中で具体的な素材を使って追加で説明しますね。
クリスタ素材が逆効果になるケース
- 絵柄に合っていない素材の使用→背景素材使用時に多い。線の太さが明らかに違う、絵のテイストが違うなど
- クリスタ素材だと知れ渡っている素材の使用→柄トーンなど
背景素材や柄トーンは素材の中でも使いこなすのが難しいといえますね。
クリスタ素材の効果的な使用例①手数(てかず)をかけているように見せる素材
わたしは入江亜季先生の作品が好きなんですが、入江先生はトーンは網点のみ、あとは自分でペンでハッチング(細かく平行線を重ねて重厚感を出す絵画手法)をかけて絵を構成しているんですよね。
この描き方によって絵全体の統一感が出て、ちょっと懐かしい感じの「絵の味」を生み出しています。
[itemlink post_id="2335"]
入江先生みたいにカケアミやハッチングを自分の手で描いた方が原稿に手をかけている感が出ますが、時間がかかってしまうのが難点です。
そんな時に便利なのがクリスタ配布素材の中でもカケアミブラシやハッチングブラシです。
黒い服の光の当たっている部分や雰囲気を出したいコマの黒髪の削りなどで使用できるので何種類か持っておくと何かと使えます。
ベタをカケアミにするリボンブラシなど(コンテンツID:1677660)
ベタ部分に使うブラシ(コンテンツID:1732397)
クリスタ素材の効果的な使用例②空白の空間をうまく埋めてくれる素材
漫画を描き始めた当初、わたしは全ページ全コマに描きこまなければいけないと思い込んでいました。
実際はそんなことはないのです。
読者が話を理解できる範囲ならセリフのみで絵を省いても実は大丈夫だったりします。
でもセリフだけのコマが連続したりすると明らかに手を抜いているのがバレるので、空を入れてみたりしてお茶を濁すワケです。
あとは人物の周りにやたら空間ができてしまったが背景を描いている時間がない時とかはなんか適当に振りかけておけば空間を埋めておきます。
そんな時に便利なのがトーン削り用のブラシやふりかけブラシです。
トーン削りは女の子の柔らかい肌を演出するときには必須なのでひとつ持っておくといいですね。
ふりかけ素材はかわいいものがいろいろあるので探してみるといいでしょう。
ムラ無く削れるカケアミ削りブラシR(コンテンツID:1656787)
ゆるゆる手描きのふりかけブラシ(コンテンツID:1742249)
クリスタ素材の効果的な使用例③苦手な作業を補ってくれる素材
効果音は漫画独自のものなので普段はイラストしか描かない人にはなじみがなく苦戦するものの一つです。わたしも苦手です。
苦手なものはなんとなくそれっぽく見える素材を活用しましょう。
自然系の背景も写真を参考に描いていると大変なので、多少絵から浮いたとしても割り切って素材を使用してしまうのも手段としてアリです。
自然物は季節や場所を表すために使用する場合がほとんどですので、1コマにちょこっと使うに止めればそんなに目立たずに済みます。
絵から浮くのはどうしてもイヤと言う人は下絵を素材で作ってペン入れは自分ですると絵になじむようになります。
クリスタ素材の探し方
使い勝手の良い素材をどうやって探せばよいかわからない方に向けて効果的な探し方をお教えしますね。
クリスタの人気ランキングから探す
ClipStudioAssetsのページを人気順で並び替えるとユーザーのダウンロードが多い素材順に表示されます。
人気があるということはその素材が便利だからなので、その中から気になる素材をダウンロードして使ってみましょう。
Twitterのハッシュタグ「#オススメペン」で探す
人気の作家さんは使用しているクリスタ素材はなんですかという質問をよくもらっているので、まとめて回答している場合があります。
それを探すのにハッシュタグ「#オススメペン」が便利です。
時短用の素材以外にも、主線にどのペンを使っているかもわかったりするのでチェックするのがオススメです。
まとめ
クリスタアセットの人気順は「こんな便利な素材があるんだ」ということがあるので定期的に確認すると良いですよ。
便利なクリスタ素材は「その素材を使っているか/否か」だけで他の人と差がつくので、情報収集のアンテナを広くはっておきましょう!