今回の記事ではオフィスチェアをあえて買わないという選択肢についてのお話をします。
今までさんざんオフィスチェアを購入するための情報を記載してきたのに?と思われるかもしれませんが、オフィスチェア自体のデメリットというより長時間座って仕事をするデメリットについてのお話をさせてもらおうと思います。
この記事を最後まで読むとオフィスチェアを買うか買わないか、自分にとってより良い選択肢が選べるようになりますよ。
このシリーズのまとめ記事はこちら。
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[ads]座り続けることによる集中力低下や健康被害があることを知っておく。座り続けないための工夫をしよう(スタンディングデスク、スマートウォッチなど)。
- 長時間座り続けることは肩こりや腰痛を引き起こし、あなたの集中力を奪っていきます。
- 1日に11時間以上座っていると4時間未満しか座っていない人に比べて死亡リスクが40%高まるという研究結果があります。
- 長時間座り続けないための工夫としてスタンディングデスクやスマートウォッチの導入、ポモドーロタイマーの利用があります。
- 立ち続けていることよりも動き続けていることの方が健康効果は高いため、ステッパーやウォーキングマシンを使用して手軽に運動できる環境を自宅で整えるとGoodです。
椅子に座りすぎることによる危険性
オフィスチェアを購入して自宅に届き、あ〜快適〜!何時間でも座れるわ〜!という状態のあなた。
ちょっと待ってください。
せっかく購入したそのオフィスチェアがあなたの集中力を奪う原因になるかもしれません。
座りすぎによる肩こりや腰痛、目の疲れによりあなたの集中力が奪われる
世界で一番座っている時間が長い国民は日本人だそうです。
日本人の平均座位時間は7時間。
オフィスチェア以外の椅子に7時間座るよりはオフィスチェアを購入して7時間座った方がはるかに身体には良いです。
ですがもっと良いのは座る時間を短くすることです。
座って作業することによって引き起こされる肩こりや腰痛、目の疲れは私たちの集中力をドンドン奪っていきます。
オフィスチェアは残念ながら肩こりや腰痛を治す効果があるわけではなく、あくまでも普通の椅子に比べたら肩こりや腰痛になりにくくするだけです。
日に11時間以上座っていると死亡リスクが40%高まる
座り続けることは集中力を奪うだけではなく私たちの健康を脅かします。
1日に11時間以上座っている人は4時間未満の人とくらべて死亡リスクが40%高まるそうです。
詳しい内容はこちらの記事をどうぞ。
スポーツ庁Web広報マガジン DEPORTARE - 日本人の座位時間は世界最長「7」時間!座りすぎが健康リスクを高める あなたは大丈夫?その対策とは・・・
座らない生活を推奨している人たち
経済評論家の勝間和代さんとメンタリストDaiGoさんは座らない生活を推奨されていますのでご紹介しますね。
勝間和代さん
メンタリストDaiGoさん
著作の『自分を操る超集中力』の中で、自宅ではスタンディングデスクと背もたれのないスツールを使用しており、読書は部屋の中を歩きながら行うことで生産性を高めているとの記載があります。
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長時間座り続けないための工夫
座らないことが身体に良いとしても、急に立って仕事をしろといっても難しいですよね。
日本人が平均7時間座っているとして、7時間ずっと立ち続けて仕事をするのは現実的はありません。
わたしたちの今すべきことは座り続けない工夫をすることです。
では具体的にはどのようなアイデアがあるかご紹介しますね。
スタンディングデスクを使用する
立って仕事をするにしても立った時の高さにあった机がないと仕事になりません。
そんなときのための昇降機能付きのスタンディングデスクが販売されています。
有名どころだとFLEXISPOTのスタンディングデスクです。
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こちらはレンタルサービスCLASでも取り扱いがあるので買うのはちょっと・・という方はまずは借りてみるのもよいかもしれません。
スマートウォッチの座りすぎ防止機能を使用する
AppleWatchの登場で一般化したスマートウォッチ。
スマートウォッチの中には座っている時間が長時間になると教えてくれる機能を持つ製品があります。
AppleWatchやXiaomi Mi Smart Band 4 にはこの機能が搭載されています。
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ポモドーロタイマーの休憩時間に必ず立ち上がる
ポモドーロテクニックをご存知でしょうか。
作家のフランチェスコ・シリロによって考案された集中力を持続するための作業方法のことです。
ポモドーロテクニックでは25分の集中と5分の休憩を繰り返すことで集中力を維持したまま作業を行います。
ポモドーロとはイタリア語でトマトのことで、考案者が使用していたキッチンタイマーがトマト型だったことが由来だそうです。
ポモドーロテクニックの5分の休憩のときに必ず椅子から立ち上がる
ポモドーロテクニックの5分休憩のときに必ず椅子から立ち上がり、できればその場から離れて身体を動かしましょう。
このテクニックの一番難しい点はタイマーを忘れずにセットすることだと個人的に思っています。
わたしのようなうっかり屋の方はこちらの動画を使用すると便利です。
25分の作業時間と5分の休憩を4セット、それぞれの区切りになったら教えてくれます。
ポモドーロテクニックはDaiGoさんの『自分を操る超集中力』でも紹介されています。
合わせてステッパーやウォーキングマシンで運動するとさらに良い
椅子から立ち上がるだけでなく合わせて運動をすると集中力が維持しやすくなります。
上級者になるとステッパーを踏みながら、ウォーキングマシンで歩きながら作業をしているようです。
運動器具を買って結局使わなくなったら嫌という方はDMMいろいろレンタルでステッパーを扱っているのでまずは借りてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
本記事を読んでオフィスチェアを買わずに立って作業ができる環境を整えるという選択肢をとる方もいるかもしれません。
それもすごく良い選択だと思います。
オフィスチェアはあなたの集中力を維持するための万能の道具ではありません。
また、オフィスチェアがあなたに代わって仕事をしてくれるわけではありません。
オフィスチェアを購入するのはあくまでも長時間作業を疲れにくくするための一つの手段にすぎないということです。
自分自身の生産性をあげるためにどんな工夫をすれば良いかをわたしたちは継続して考え続ける必要があります。