今回の記事はゲーミングチェアってオフィスチェアの代わりになるのかについてのお話をします。

わたしの周囲では在宅ワークやリモートワークになってゲーミングチェアを導入したという男性の方が結構いました。

お値段もオフィスチェアより安めのためゲーミングチェアが気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事を最後まで読むとオフィスチェアとゲーミングチェア、どちらが自分によってより良い選択肢なのかを判断できるようになりますよ。

このシリーズのまとめ記事はこちら。

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ゲーミングチェアのメリットは①価格が比較的安め②調整できる箇所が多い③リクライニングの角度が大きい。デメリットは①使用期間が短い(3〜5年)②蒸れやすい③姿勢を変えにくい④中古市場での価値はほぼない。

ゲーミングチェアとは

ゲーミングチェアはゲームを長時間プレイする人に最適な形状・機能を追求して開発された椅子のことです。

長時間集中してゲームをプレイするには負担のない座り姿勢を維持する必要があるため、そのサポートをするための工夫が多くされています。

ゲーミングチェアに求められる機能とオフィスチェアに求められる機能が似ているため、オフィスチェアの代わりにゲーミングチェアを仕事用の椅子として導入する人もいます。

代表的なメーカーはAKRacing、DXRACERです。

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ゲーミングチェアのメリット

①価格が比較的安め

新品のオフィスチェアの価格が8万〜20万くらいなのに対しゲーミングチェアの価格は2万〜7万くらいです。

価格が安い理由は3つあります。

  • 使用期間が短いため、オフィスチェアと比較すると耐久性の高い素材が使用されていない
  • オフィスチェアはメーカー工場で注文内容に合わせて組み立てるセミオーダーメイドなのに対し、ゲーミングチェアは既製品のため製造コストがかからない
  • ゲーミングチェアはモータースポーツで使用されるレーシングシートのデザインを元にすることで独自の研究開発を行う必要があまりない

②調整できる箇所が多い

オフィスチェアの場合ヘッドレストやアームレストはオプションの場合が多いですが、ゲーミングチェアの場合は可動式ヘッドレストや可動式アームレストが標準で装備されている製品が多いです。

③リクライニングの角度が大きい

ゲーミングチェアは180度リクライニングに対応している製品もあり、仮眠や休憩の用途にはゲーミングチェアの方が向いています

対してオフィスチェアはあくまでも他人が多くいる会社での使用を想定してデザインされているため、リクライニング角度は控えめの製品が多いです。

わたしが使用しているオカムラのバロンは最大113度までリクライニングできます。

ゲーミングチェアのデメリット

①使用期間が短い(3〜5年)

ゲーミングチェアの多くは背もたれや座面にPUレザーを使用しています。

PUレザーというのはポリウレタン樹脂を使用した合皮の1種で、見た目が本革に近いというメリットを持っていますが加水分解により時間が経つとボロボロになっていくというデメリットを持っています。

加水分解とは空気中の水分を取り込んで素材が劣化していくことで、大切にしまっていた靴をいざ履こうとしたらソールがボロボロ・・なんてことも加水分解が原因です。

あなたがゲーミングチェアをどんなにキチンと手入れをしても、ある程度の時間が経つと加水分解により表面がベタベタしてきて使い続けるのが難しくなります。

その時間が大体3〜5年と言われています。

②蒸れやすい

ゲーミングチェアは合皮を使用しているため、メッシュやファブリック地のオフィスチェアと比べると座位時に蒸れやすいです。

合皮ではなくメッシュやファブリックを使用したゲーミングチェアもあるにはあるのですが、アマゾンの売上上位をみると大体が合皮素材なのであまり人気がないようです。

合皮を選ぶとデメリットの方が多い気がするのですが、ゲーミングチェアを選ぶ方の理由の1つに「カッコ良い」というのもあるようなのでそういう方には合皮の方が人気なのかなと思います。

個人的なイメージですが、ゲーミングチェアを使用する環境ってクーラーをガンガンにかけている気がするので、汗をかいて蒸れるということを気にすること自体がナンセンスなのかもしれません。

③姿勢を変えにくい

ゲーミングチェアは座面の左右が前にせり出している形(バケットシート)になっています。

そのため横や後方に手を伸ばして何かものを取ろうとした場合に邪魔になる場合があります。

ゲーミングチェアはゲーム中何が起ころうとも椅子の上から絶対に動かないという不退転の覚悟をもって座るものであって(?)、座りながら身体をあちこちに動かして作業をする人にはちょっと使いにくいかもしれません。

④中古市場での価値はほぼない

オフィスチェアは中古市場でも需要があるため手放すときに買取の手段を選ぶことも可能です。

ゲーミングチェアは使用できる期間が短い上に価格がそれほど高いものではないため、有名メーカーの上位機種で状態が良いものでなければ買取自体が難しいのが現状です。

手放すときは手数料を支払って廃棄を選ばざるを得ない状態がほとんどでしょう。

オフィスチェアの廃棄についてはこちらの記事に詳しくまとめています。

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まとめ

ゲーミングチェアとオフィスチェアのどちらを選ぶかはあなたの身体にあっていれば見た目が好きで予算と価格の折り合いが取れる方で良いと思います。

ゲーミングチェアを選ぶ場合も試座が大事です。

大きな電気屋さんはゲーミングチェアコーナーがあって有名製品が試座できる場合が多いので必ず試座して購入するようにしてくださいね。