私はオフィスチェアを自宅で使って4年くらいになります。
普通の椅子からオフィスチェアに変えた理由は、同人誌作成を本格的に行うようになって座っている時間が長くなり、以前使用していた普通の椅子だと長時間座るのが難しかったためです。
絵描きでなくても家で机に向かって長時間作業をする方は普通の椅子からオフィスチェアに切り替えるのがオススメです。
そう言われてもオフィスチェアって何が良いのかいまいちピンときませんよね。
この記事を読むと普通の椅子とオフィスチェアは何が違うのかがわかるようになりますよ。
このシリーズのまとめ記事はこちら。
絵描きのオフィスチェア選びをサポートする記事のまとめページです。...
現在私が使用しているオフィスチェア
現在使用しているのはオカムラ バロン(baron) エクストラハイバック 可動ヘッドレスト グラデーションサポートメッシュ 座クッション アジャストアーム シルバーフレーム ブラックボディ CP81DRです。
2020年夏にこちらのバロンに買い替えました。オフィスチェアとしては2台目です。
このオフィスチェアはいわゆる女性向け・絵描き向けのオフィスチェアとしてオススメされる構成とは違う構成にわざとしてあります。なぜそうしたのかは後日別の記事でご紹介予定です。
オフィスチェアの普通の椅子より優れている点3つ
- 正しい姿勢を維持できるように作られているため疲れにくい
- 長時間座っていても不快にならないような工夫がされている
- 耐久性が高く、長い間使用できる
オフィスチェアと普通の椅子の定義について
このブログで「オフィスチェア」と書いた場合は、オカムラやイトーキ、ハーマンミラーやエルゴヒューマンなどのメーカーが作成した、人間工学に基づいて設計されている椅子を指します。価格は5万円くらいからです。
会社で働いている人は自分の会社の椅子に「Okamura」や「ITOKI」などのロゴがあるか確認してみてください。
ロゴがある場合はたいていオフィスチェアです。
なお、アマゾンなどで「オフィスチェア」と称されて販売されていても数千円から数万円の価格のものは本ブログが扱うオフィスチェアからは対象外となります。
「普通の椅子」はダイニングテーブル用の椅子やホームセンターで売られている数千円の事務椅子、折り畳み椅子などを指します。長時間使用を想定されていなかったり、デザインが重視されている椅子のことです。
オフィスチェアに近い用途の椅子としてゲーミングチェアがありますが、ゲーミングチェアはオフィスチェアや普通の椅子と区別しますので「ゲーミングチェア」と記載します。
オフィスチェアの各部位の名称
詳細の説明に入る前にオフィスチェアの各部位の名称をみなさんと共有させてください。

オフィスチェアによっては画像の部位以外にフットレストがあるものだったり、ヘッドレストがなかったりするものもありますが、おおむね画像のような構成になっています。
オフィスチェアは正しい姿勢を維持できるように作られている
オフィスチェアは人間工学に基づいて設計されているので疲れにくい
オフィスチェアの各部位は人間工学に基づいて設計されています。
人間工学というのは人間の自然な動きや状態で使えるように物を設計するための学問のことです。
オフィスチェアに座る人が長時間集中して作業できるよう、人間工学に基づいた正しい姿勢を維持することを目的にオフィスチェアは設計・構成されているので、長い時間座っていても辛くないんですね。
長時間座っていても不快にならないような工夫がされている
背もたれやヘッドレスト、座面に工夫がされている
オフィスチェアの背もたれ・ヘッドレスト、座面は多くの場合メッシュ素材かウレタン素材でできています。
メッシュやウレタンは長時間座っていても蒸れにくく、夏場などに背中やもも裏に汗をかいて不快になるの避けることができます。
背もたれの腰に当たる部分にランバーサポートと呼ばれる部品がついていて腰痛を防止する仕組みがついている製品もあります。
私が使用しているバロンはランバーサポートはついていませんが、背もたれの座面をオプションでグラデーションメッシュに変更しており、下に行くにつれて細かくなる網目が腰を支える役割を持っています。

耐久性が高く、長い間使用できる
オフィスチェアの寿命は最低8年
オフィスチェアのメーカーの多くはJOIFAに加盟しており、JOIFAが規定するオフィスチェアの標準使用期間が8年となっています。
オフィスチェアは価格は高いがコスパは良い
オフィスチェアは価格が高いですが使用期間が長いので、1年当たりの価格を考えると普通の椅子とそんなに変わりません。
私が使用しているバロンは約16万円ですが、8年間使用すると1年あたり2万円、1日あたり約55円です。
1日55円で快適な姿勢で集中時間を増やし、身体の健康を守っていると思えば安い買い物ではないでしょうか。
椅子の廃棄費用と手間について
椅子を購入するときは購入価格だけでなく廃棄費用や廃棄の手間を考えた方が良いです。
私が以前住んでいた地域では椅子を廃棄する場合に自治体に支払う回収手数料は3000円でした。
また、ガススプリングがついている椅子はとても重いので、回収場所まで運ぶのも一苦労です。
まとめ
集中して作業するためと自分の身体の健康を守るために長時間机に向かって作業をする人はオフィスチェアの導入を検討してみると良いと思います。