iPadの液晶を紙のような質感に変え、Apple Pencilを使いやすくするペーパーライクフィルム。

とりあえず買っておくにしても安い買い物じゃない。

買うべき?買わないでおくべき?買うならどれ?そんな疑問を解消できる記事ですよ。

 

  • 「ペーパーライクフィルムって何?そもそも必要なの?」
  • 「ペーパーライクフィルムを買おうかな〜って思っているけど、合わなかったっていう意見をチラホラ見かけるし、わたしの場合は必要なのかなぁ?」
  • 「ペーパーライクフィルムでAmazonを検索すると大量に出てくるんだけど、どれがいいの?」

 

こんなお悩みをお持ちの方に向けて、

ペーパーライクフィルムって何のために貼るのか

貼ることによるメリット・デメリット

ペーパーライクフィルム主要メーカー7社から選んだオススメの製品を紹介します。

 

この記事を読み終えるころには自分にペーパーライクフィルムが必要かどうかを判断できるようになれます

自分の用途(文字書き用/絵描き用)とiPadにピッタリのペーパーライクフィルムを選べるようになれちゃいます

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結論:iPadで手書きのノートやメモをとる人、または絵を描く人以外はペーパーライクフィルムは不要。筆記用途ならエレコム文字用、絵描き用ならベルモンドがオススメ。

  • ペーパーライクフィルムはiPadの液晶が紙のような質感に変えることによって、Apple Pencilの書き味を向上させるために貼るフィルムです。
  • 手書きノートアプリやイラストアプリ、デザインアプリの使用が主なiPad利用目的の場合はペーパーライクフィルムを貼ることを推奨します。SNS利用や動画視聴、ゲームプレイなど筆記・絵描き用途以外がメインの方はペーパーライクフィルム以外のフィルムがおすすめです。
  • ペーパーライクフィルムを貼るメリットは①書きやすくなる、②Apple Pencilがすべりにくくなるため身体への負担が減る、③画面とペン先が当たるときのコツコツ音が小さくなることです。
  • ペーパーライクフィルムを貼るデメリットは①画面がモヤッとする、②画面の指すべりが悪くなる、③ペン先の擦り減りが早くなるなどです。
  • ペーパーライクフィルムの機能面ではメーカーごとに明確な差はないため、サービス面と価格面で選ぶのがオススメです。
  • 筆記用途の方はエレコム文字用の2種類のうちお好みの書き味に近い方を選んでください。
  • 絵描き用途の方は価格面とサービス面が他社より優れるベルモンドがオススメです。
  • ペーパーライクフィルム購入の際は自分のiPadのモデルにあったものを必ず購入してください。異なるモデルのフィルムを購入してしまった場合、サイズが合わない、ホームボタンやインカメラの位置に穴が空いていないなどの理由で使用できない場合があります。

手書きノートアプリ・メモ用途の方にオススメのエレコム文字用(しっかりタイプ・なめらかタイプの2種類)

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イラスト・デザイン用途の方にオススメのベルモンド(ザラザラ感が強い上質紙タイプ・なめらかなケント紙タイプの2種類)

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ペーパーライクフィルムってなに?

iPadの液晶はガラス素材でできているため、ツルツルしています。ツルツル状態のiPadでApple Pencilを使うとペン先がすべってしまうため、上手に文字を書いたり絵を描くことが難しく感じる場合があります。

ペーパーライクフィルムは表面にざらざらな加工がされている液晶保護フィルムのことです。

ペーパーライクフィルムをiPadの液晶に貼ることにより紙のような質感に変えることが出来るため、Apple Pencilのペン先がすべらず、思った通りの文字を書いたり絵を描くことができるようになります。

ペーパーライクフィルムのメリット

紙の書き心地に近くなり、書きやすくなる

ペーパーライクフィルムを貼ることでiPadの表面が紙のように変えることができますので、Apple Pencilのペン先がすべらず書きやすくなります。

余計な力がかからないので、腕や肩への負担が減る

iPadの液晶に何も貼らずにApple Pencilで文字を描いたり絵を描くと、ペン先がすべらないように自分の手や腕の力でコントロールする必要があるため、疲れてしまったり、手や腕、肩を痛めてしまう場合があるようです。ペーパーライクフィルムを貼ることで疲労やケガの予防になるので、iPadで長時間の筆記や描画をする人は貼った方が良いでしょう。

ペンと画面が当たるときのコツコツ音が小さくなる

iPadの液晶に何も貼らないでApple Pencilを使用すると、液晶のガラスとペン先が当たるときにコツコツと音がします。ペーパーライクフィルムを貼ることによってコツコツ音を軽減することができるようになります。

ペーパーライクフィルムのデメリット

画面がもやっとする

ペーパーライクフィルムは細かいデコボコ加工をフィルム表面に施すことによって紙のような書き味を再現しています。

この細かいデコボコがペーパーライクフィルムの表面をすりガラス調に変える逆効果を与えてしまっており、ペーパーライクフィルムを貼ったiPadの画面は若干モヤッとした感じになってしまいます。

iPadの画面の綺麗さや色の表現力を気に入っている人はペーパーライクフィルムを貼るのは避けた方がよいでしょう。

指のすべりが悪くなってしまう

ペーパーライクフィルムを貼ると画面がザラザラになるため、指で操作した場合の指すべりが悪くなり、人によっては痛みを感じるようです。またザラザラのせいで指で操作したあとが白く残る場合もあります。

フィルム自体とApplePencilのペン先が摩耗する

ペーパーライクフィルムを貼ると、フィルムのザラザラにApple Pencilのペン先を擦り付けて文字を書いたり絵を描いたりすることになりますので、ペーパーライクフィルムとApple Pencilのペン先の両方が摩耗してしまいます。摩耗が進んだ場合はフィルムの貼り直しやペン先の交換が必要になり、その分の費用がかかります。

視差を感じる

フルラミネートディスプレイではないiPadモデルの場合、ペーパーライクフィルムの厚みが加わることによって視差を感じやすくなります。視差とフルラミネーションディスプレイについては下記リンクの記事に詳しく記載してあります。

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反射防止加工が意味がなくなってしまう

反射防止加工が施されているiPadの場合、ペーパーライクフィルムを貼ることによって若干反射をするようになってしまいます。自分のiPadに反射防止加工がされているかどうかは下記記事で調べることができます。

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ペーパーライクフィルムの選び方

上質紙タイプとケント紙タイプの違い

ペーパーライクフィルムは各ブランドのラインナップの中で上質紙タイプケント紙タイプに分かれている場合があります。上質紙タイプの方がざらざら度が強いしっかりした書き心地ケント紙の方がざらざら度が弱いなめらかな書き心地になります。

筆圧が強い場合がざらざら度が強いフィルムは向かない

筆圧が強い人がざらざら度が強いフィルムを使うとフィルム表面のざらざらにペン先を強く押し付けるため、高い抵抗が発生し書き心地に影響が出てしまいます。筆圧が強い人はケント紙タイプのなめらかな書き心地のフィルムが適しています。

自分のiPadのモデルに合ったサイズのフィルムを選ぶ

自分のiPadのモデルにあったペーパーライクフィルムを選ばないと画面のサイズとフィルムの大きさが合わなかったり、ホームボタンの場所に穴が空いていなくて押せなくなってしまうなどのトラブルが発生する可能性があります。

大きいサイズのものを切って使用することもできなくはないですが、端がギザギザになって液晶とフィルムの間に気泡が入る原因になる可能性があるのでオススメしません。

自分のiPadのモデルがわからない場合はこちらの記事を参考に調べてください。

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こちらの記事もぜひ参考にしてください。

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各社ペーパーライクフィルム評価

Amazonで取り扱いのあるペーパーライクフィルムのうち、7社(エレコム、ベルモンド、MS factory、ClearView、ミヤビックス、PCフィルター専門工房、JPフィルター専門製造所)の製品を比較していきます。

評価基準

以下の3つの面を総合的に評価します。

  • 機能面:表面の抵抗感。ペーパーライクフィルムとしてきちんと機能するかどうかの指標とします。
  • サポート面:付属品、購入後のサポート
  • 価格面:Amazonでの12.9インチiPad Pro(第4世代)用フィルムの価格

機能面の評価:表面の抵抗感

メーカーの中で複数種類がある場合は上質紙タイプを評価対象としました。

表面の抵抗感比較表

上記の結果になりましたが、正直各社について明確な差はありませんでした。抵抗感の強かったエレコムとベルモンドはざらざら感が弱いケント紙タイプがラインナップに存在するため、抵抗感が気になる場合はケント紙タイプを購入するのも良いでしょう。

また、筆記用途のペーパーライクフィルムを探している場合、文字のとめ・はねを表現するためにはフィルム自体にある程度柔らかさがありペン先が沈み込むフィルムの方が適しています。沈み込みがあるフィルムはエレコムの文字用(しっかり・なめらか)の2製品しかないため、筆記用途で探している人はこの2製品のいずれかをオススメします。

サポート面の評価:付属品、購入後サポート

付属品、購入後サポート比較表
付属品の関しては家にあるもので代用できる場合は購入を決める理由にはならないかもしれません。 購入後サービスとしてフィルム交換を行っているベルモンドとClear Viewについては貼り付けに不安がある方は検討材料になるでしょう。

価格面:Amazonでの12.9インチiPad Pro(第4世代)用フィルムの価格比較

価格比較表

2020年12月時点の定価で比較しています。

最安はベルモンド 上質紙タイプの1,426円という結果になりました。

まとめ

  • 筆記用途にはエレコム文字用(しっかり・なめらか)のいずれかがおすすめ。文字のとめ・はねを表現するためにはフィルムに柔軟性がありペン先がある程度沈み込むフィルムが適しているためです。
  • イラスト・デザイン用途にはサービス面と価格面からベルモンドの上質紙タイプかケント紙タイプがおすすめ。筆圧が強い人は表面がなめらかなフィルムの方がよいのでケント紙タイプを選ぶと筆運びがスムーズです。
  • 繰り返しになりますが、自分のiPadのモデルにあったペーパーライクフィルムを選んでくださいね。

各製品の個別の紹介は長くなってしまうのでまとめの後に記載しています。おすすめ製品以外のペーパーライクフィルムも確認したい人は記事の最後まで読んでくださいね。

今回比較した製品の紹介

ELLECOM(エレコム)

エレコムは日本におけるIT機器大手の中の1社です。Amazon以外にヨドバシ.comやビックカメラ.com、ヤマダウェブでのWEB販売取り扱いがあります。ペーパーライクフィルムは4種類あります。

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BELLEMOND(ベルモンド)

ベルモンドは日本製品の海外販売を行っている株式会社ベーシックリビングが販売する高品質フィルム専門ブランド名です。ペーパーライクフィルムは3種類あります。

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MS factory

MS factoryはスマホ関連製品の販売を行うMobileStudioの取り扱いブランドです。ペーパーライクフィルムは2種類あります。

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ClearView

ClearViewは液晶保護フィルムを専門に扱うMobilemartが販売しているブランドです。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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ミヤビックス

ミヤビックスはモバイル関連アクセサリーを扱う会社名です。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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PCフィルター専門工房

PCフィルター専門工房は鎌倉グループが販売元のフィルム専門ブランド名です。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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JPフィルター専門製造所

JPフィルター専門製造所の販売元は中国の会社です。「JPフィルム専門製造所」というブランド名になっていることもあります。ペーパーライクフィルムは1種類です。

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